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紅館の花達
【ファンタジー 官能小説】

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紅館の花達〜蒼猫花〜-4

『よろしく。』
『こちらこそ♪』
仕事が終わって夜になり、広かった部屋にもう一つベットが増えてゼロとスーザンは向き合って挨拶をしていた。
『スーザン=キリットシテール。 朝も言ったけどね。』
『うん、覚えてるよ♪
ゼロゼロはゼロ=ラクシェアって言うの♪ よろしくね、スーちゃん♪』
ゼロがそう言うと、スーは少し戸惑ったような表情をした。
『スーちゃんって呼んじゃ駄目?』
『う、ううん、そんな風に呼ばれたことなくて………私はなんて呼べばいい?』
『ゼロって呼んでね♪』
スーが頷いて、その日はいろいろと話をした。
スーは元々中級貴族の娘だったそうだ。 しかし、両親が死んでしまい、悪い親類に財産を没収され無理矢理人買いに売られたのだ。
『そこを紅様に買われたの。』
スーは微笑んだ。 初めて見るスーの笑顔にゼロは釘付けなった。
(綺麗………)
じーっとスーの顔を見つめてしまうゼロ。 この時すでにゼロはスーが好きになっていた。
『じゃあ、もう寝ようよ。 明日も仕事だし。』
スーが立ち上がり、パジャマに着替だした。
密かに染み一つ無い白い肌とたわわに実った乳房を観賞してから自身も着替えてベットに入る。
『おやすみ、ゼロ。』
『おやすみ、スーちゃん。』
灯りが消されて暗くなる。

それから数十分、静寂の中でゼロが体を起こした。
隣のベットではスーが良く寝ているようだ。
ゼロはそっと部屋を出て、廊下を音もなく駆けて行く。

やって来たのは白竜館。
その三階に上がり、ある部屋に入っていく。
そこは普段使われていない部屋。
部屋の隅にタンスが置いてあり、ゼロはそこに近付いて自分の身長の倍はあるタンスに一気に飛び乗った。
そして天井をまさぐると板が外れ、天井裏へと上がった。


天井裏を移動してある場所を目指す。
ウェザの寝室の上………
『んん………あぁん………』
次第に艶やかな声が聴こえてきた。
到着すると板を一枚ズラして部屋を覗く。
『ふぁぁ………紅様ぁ………』
そこではウェザとアルネが体を絡めていた。
ウェザの手が豊満なアルネの乳房を包んで揉みほぐし、指で固くたっている乳首をクリクリといじったりしていた。
ゼロが二人の行為を覗くのはこれが初めてではない。
これでもなかなか経験豊富なゼロなのだが、今までの相手ではいまいち満足出来なかったのだ。
『………』
隙間から二人を見ながら、自分の下半身に手を伸ばす。
手をショーツの中に入れると、指先にヌルリとした粘液が感じられた。
下ではウェザが男根をアルネに挿入していた。
指で割れ目をなぞり、ゼロも自分の指を挿入する。
『…………』
声を出さずに、それでも指先は休まず動かした。
『あっはっ紅様ぁ………』
アルネは激しく突き上げられて気持ち良さそうな声を上げる。
(アルちゃん………良いなぁ………)
ゼロはこの自慰で絶頂に達することはないのだ。
所詮一人………途中でしらけてやめてしまう。
『あぁぁぁ!!』
今夜も、下の二人が達するとゼロは自身から指を抜いた。
指に絡んでいるトロッとした愛液を服で拭いて溜め息をつく。


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