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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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立花文恵(34)-1

 飲み会にはチャンスがいっぱい転がっている。
 酒の酔いはもちろんのこと、場の雰囲気も手伝って女の頭も股も緩くなる。それは、家に旦那が待つ人妻とて同様だ。
「聞きたいなぁ。文恵さんの好みのプレイ。旦那さんはどんな感じなのか教えてよ。例えば、最初はおっぱいペロペロしてくるとか」
「ヤダぁ、恥ずかしいんだけど」
 以前バイトしていた惣菜屋はスタッフ仲が非常に良好で、既に退職したメンバー同士でも頻繁に飲み会を企画して楽しくお喋りをしている。
 主婦メンバーが主なのだが、俺もちゃっかり混じって「狩り」の機会を狙っていた。
 おばさん連中がメインとなると、若い男子は誘ってもなかなか来ない。唯一ノリノリで参加した俺は当然モテモテで、ちょっとしたハーレム状態を味わえるという訳だ。

 平凡な家庭生活を送っている主婦さんほどエロい話には貪欲である。
 俺が端緒を開いた猥談に花が咲き、無礼講を通り越し無礼すぎるようなセクハラまがいに突入しているのだが、座は盛り上がる一方なのであった。
 既に帰っていった面子も多く、残っているのは俺と三十〜四十代の主婦三人。いける口で、飲み放題の時間が終わっても追加で単品ドリンクを注文して飲んでいた。
 その中で俺がロックオンしているのが、立花文恵だ。
 働いていた期間は大して被っていないのだが、何度か飲み会で顔を合わせて喋るようになった。
 今年で三十四歳になったばりの、半熟とろとろ清楚美人──いや、とろとろの部分はまだお眼にかかっていないのだが。
 見かけは地味な眼鏡っ子の印象なのだが、ぱちっとした二重まぶたや厚くぷるぷるな唇といったパーツが妙に男好きする「隠れ上玉」で、適度にムチッとした身体も実に抱き心地が良さそうだ。
 染めていない姫カットの黒髪や、手入れの行き届いた真っ白な肌などが清潔感を醸し出す(それだけに汚してやりたくなる)和風お姫様ルックスは、その見かけ通りお嬢様育ちのようで、結婚もお見合いだったという。

「文恵さんとこ、ラブラブなんだから。結婚して十六年なのに、新婚さんみたい」
 お喋りな樫原祐美が言い出した。
 ポニーテールとケバめの化粧がチャームポイントの祐美は、セレブ妻だが扶養内で小遣い稼ぎをするため高級車で惣菜屋バイトに通っていた三十七歳だ。今はもっと時給がいいホテルの厨房に入っているらしい。
 この言葉を潮に、話題は文恵のことに集中した。
「子供いないと仲良いって言うもんね」
 と、もう一人の五十嵐茜。この四十六歳スケベ顔のデカ尻女もかねて狙っている一人。隙をついてちょっかいをかけエロモードに突入したいところだが、せっかく文恵をいじれるタイミングなのだから眼移りはしていられない。
 俺は件のラブラブっぷりがどれほどなのか質問攻めにして、夜の営みちに関しても遠慮なく突っ込んだ。
 育ちが良いとはいえ、それなりに世間の風も浴びた三十路妻は、酒も入って人並みにエロ方面の話に乗り、恥ずかしがりながらも答えてくれた。それには囃し立てる他二人の力も大きかった。
「ええーっ、アソコ舐められたことないの? で、旦那さんのは舐める?」
「ちょっ、そんなん聞くぅ?」
「聞きたいって。文恵さんのその色っぽい唇で、旦那さんのチンポぱっくり咥え込んでるのか〜、とか思うと興奮するもん!」


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