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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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あれから、白木とは構内で会ったり、帰りにご飯を食べたり
彼女らしいポジションを過ごしている。

そもそも白木が私に彼女のダミーを持ちかけたのは
斉藤や柳下を納得させるためで
斉藤は桃花ちゃんのはしゃぎっぷりも手伝って
結構信じてくれたようだし、後は柳下だけだと思う。

夏を過ぎたら私の役もフェードアウトかな〜
ちょっとさみしいと思うのは私だけ?

そんな時、テスト明けに白木たちのサークルのBBQに
桃花ちゃんに誘われた。

「綾香さんも一緒にいかがですか?」

桃花ちゃんも同じサークルらしく
是非!と誘われたけど、白木がどうもいい顔をしなかった。

「なんで?私が行かないと斉藤が疑うんじゃない?」

「綾香は何で行きたいの?」

何でって・・・
「斉藤と柳下を納得させるため・・・」
「柳下はサークルも違うし、今回は来なくても大丈夫だ」

なんなの?

ここのところ、過剰なぐらい彼女アピールしてきたのに。

「行くから!」
「何、意地張ってんの?」

意地じゃないよ!

白木だって、何来させないようにしてんの?

「私が行っちゃまずいもんでもあるの?」
「ないよ・・・」

あ!もしかして
「乃恵も来る?」
乃恵に、必要以上に私と一緒にいるところを見せたくないとか?

「来ないよ。乃恵ちゃんはサークル違うしな」

そっか・・・




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