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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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上原詩乃(39)&加山絢香(39)-2

「ち……チンカス!?」
「うん。おーじ、皮被りくんだから。キュルンってめくると、匂いすっごいんだよ。後で絢香も嗅がせて貰いなよ」
「ごめん、そういうのマジ無理なんだけど」
 いきなり俺のイメージ壊滅的である。
「あのー、初対面の人にそんな真似しませんから。ちゃんと洗って清潔にしますんで」
 念のためフォローしておいたが、間違いなくドン引きされたであろうことは分かる。
 婚外セックスに興味津々とのことだが、至って平凡な奥さんとしか見えない絢香である。ヤリマン詩乃には当たり前なレベルの話でも、刺激が強すぎるというものだ。
 絢香がどんな人物なのか、まるで未知数である。 
 とりあえずヤる方向なのは確かだが、その前の飲み段階が大事。探りを入れつつ、会話で前戯をしていかなければならない。
 セックス前提で酒を酌み交わすということは、頭とアソコをエロモードに慣らしていく大事な下拵えなのである。
 ガソリン補給を兼ねて、俺は運ばれてきた生中をグビグビと一気に半分ばかり空けた。
「それにしても、絢香さん綺麗っすね。詩乃さんとタメってことは……四十?」
「まだ三十九です。詩乃もあたしも」
「マジかぁ。全然見えねー」
「あざっす……」
 なぜか体育会系っぽい礼が帰ってきた。
「ほんと、三十八くらいに見える若々しさですよ」
「それお世辞になってないから!?」
 なかなか突っ込みのノリがいい。
 楽しく飲めそうだと、俺はビールの残りを飲み干した。
 絢香もビール好きなようで、つまみの唐揚げや枝豆もそこそこに、立て続けでおかわりを注文した。顔色が変わらないタイプなのは、詩乃も同じだ。
「で、詩乃さん今日は下着何色?」
「えへぇ、おーじがムラムラしちゃうセクシーな黒だよ」
「いいねー。パンツの中身は何色かな?」
「今日もピンクですー!」
「嘘つけ!」
 ヤレるかヤレないかの駆け引き不要な酒席は、下ネタ全開である、この流れに絢香はついて来られるか、試しとして俺は同じフリで反応を見ることにした。
「絢香さんは、何色の下着かな?」
「あたしは逆かな。ピンクのパンツの中身が黒い」
 意外と喰いつきがいい。根はスケベと確信した。
「すげえ、絢香さん正直! いいなぁ、その顔でまんこ黒いです発言、超興奮するんだけど。詩乃さんも堂々と黒✕黒で揃えてますって言いなよ」
「やだぁ、そんなの自覚したくないわよ。ってか、子供産んでないぶん、絢香のほうがアソコも綺麗だと思うし……」
「へえ、子供はいないんだ。でもそういう夫婦って年いってもラブラブだったりする場合多いけど、絢香さんとこは違うんだ?」
「単純に、旦那が衰えてきてるかな。寝てて、エッチしよう……って感じになっても、勃たなかったりするのよね」
 顔には出なくとも酔いは回っていた。少し呂律が回っていない口調でぶっちゃけトークする絢香が色っぽい。
「中途半端に手出しして、最後までいかないみたいなの、モヤモヤするよねー」
 詩乃が同調する。生々しいアラフォー人妻のご不満激白大会みたいになっている。
「旦那さんに満足させて貰えなかったぶん、おーじがメチャメチャにイキまくらせてくれるよぉ」
 既に期待で股を湿らせているであろう詩乃が、口を卑猥に緩ませて言った。
 しかし絢香は顔を曇らせ、
「でも、カス臭いのはちょっと……」
 まだそれを引っ張るか。


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