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恋のばんそうこう
【女性向け 官能小説】

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「柳下も安心するだろ」

「いや、別に悪いとは思うけど、そこまでして安心させようとか思ってないけど」

「あぁ?」
「だから〜。確かにこんな合コン開いてもらって
悪いと思うけど、男女の仲なんかそんなに上手く行くわけでもあるまいし・・・」

「お前、冷たいね」

は?

「柳下がこんなに一生懸命やってるのに・・・」

コイツ・・・
嘘つけ!

自分が、柳下や斉藤に「彼女作れ」って言われるのがイヤなだけじゃないの?

だから私は!
利害関係の彼氏なんて、全く欲しくないんだってば!
まだ成田先輩が好きなんだってば!
あんた、私の話し聞いてた?

「いいね。今日来てよかったよ。
松井なら、意外性から柳下や斎藤も何も言えないだろ」

いやいやいやいや、意外すぎるでしょ!あの二人にはすぐにばれるでしょ!
私たち今の今まで100%友達だったよね?

「たった今、この瞬間から松井は俺の彼女な」

おいおいおいおい!
勝手に決めないでよ!

白木は飲みかけのジョッキをカチャンと合わせた。
「松井、よろしくな」
「あのちょっと、聞いてってば!」

展開が早い白木に私の感情はどうにもついて行けなくて
とりあえず、この状況をストップさせたくて
白木の長Tの裾を引っ張った。




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