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痴漢の巣窟書店 −特急列車添乗員―
【痴漢/痴女 官能小説】

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第3話 清純女子高生、初めての痴女-1

 アダルトコーナーでは、数人の男がエロ本やエロ雑誌を、卑猥な笑みを浮かべながら鑑賞していた。彼らは全員、組織の男達だ。この本屋でアダルトコーナーに入り浸っているのは、たいてい組織の男なのだ。ここに来れば、性奴隷や性玩具になり果てた女を愉しめる事を、彼等は知っている。特に今日は、“陥落したて”の清純女子高生を賞味できるという情報が、事前に組織の中に流れていたので、彼等はそれを楽しみにしつつ、エロ本を鑑賞していたのだ。
 そして、お目当ての女子高生が、思惑通りにアダルトコーナーにやって来た。だが、男達は彼女には一瞥《いちべつ》もくれず、気付かないふりをして、または気付いているが興味が無い風を装って、各自の手にするエロ本やエロ雑誌に視線を固定している。
 一旦勢いよくそこに飛び込んで来た女子高生だったが、たどり着くと急停止し、またうつむいて、恥じらいの仕草を見せた。もじもじと、両手をお腹の辺りで揉み合わせ、チラチラと男達に視線を送ったりした。唇を噛みしめ、瞳を潤ませている様も先ほどと変わらず、顔色は先ほどよりも紅《あか》い。微かに発光しているのではと思えるほど鮮烈な紅色だ。
 一分近くにも渡って躊躇《ちゅうちょ》する様子を見せていた女子高生だったが、意を決したように、一番手近な男に近付いて行った。
「あ・・あの・・」
 消え入りそうなか細い、しかし高く透明感のある声色で、女子高生は話し掛けた。「あの・・え・・エロ本じゃ無く、私でヌイてくれませんか?」
(上出来だ。)
 書棚の陰に隠れて、彼女を観察していた涌井は、そう思った。未だ男性経験もないであろうこんな清純女子高生に、いきなりこんな発言をさせたのだから、陽子の手管も大したものだと思ったのだ。完全に、女子高生を奴隷として自在に操っていると言う事だ。
 女子高生は、言い終わると両手で制服のスカートの裾をつまみ、じわりじわりと持ち上げて行った。
 膝が隠れるくらいの丈のスカートが、ゆっくりとめくれ上がり、眩しく光を照り返す太腿の白い素肌が、下から順に、じわじわと、露出面積を広げて行った。
 手は小刻みに震え、それに同調してスカートの裾も揺れている。が、太腿の露出面積は着実に増えて行く。
 輪郭の緩やかなウェーブがその柔らかな触感を主張し、ほんのりと差した赤みが体温を主張する若い太腿は、それだけでも男共の鼻息を荒くし得るものだった。が、女子高生の手の動きは、太腿を露わにしただけでは留まらず、その上に広がる淡い水色の布地までをも、男の眼前に披露した。
 書店のアダルトコーナーで、見ず知らずの、エロ本に夢中になっていた、助平丸出しの男に、清純を絵に描いたような、羞恥に顔を火照らせた、華奢でほっそりした女子高生が、スカートをまくってパンティーを見せ付ける、という場面が現出したのだ。
「・・そ・・そっちじゃ無く、・・・こっちを、おかずに、・・して・・下さい。」
 吐息交じりの高く澄んだ愛くるしい震え声で、なんとも猥褻な言葉を口にした女子高生。言葉の最後に重なるように、右手の人差し指の先端を、パンティーの最下端にあてがった。
ピクリ
 自ら触れた刺激で、一瞬だがカラダを震わせた。少し驚いたような気配もある。そこに触れて、そこまでの刺激が生じるなんて、思ってもいなかった様子だ。だが女子高生は、構わずそこを、指の先で撫でた。割れ目に沿うような、前後の動きでそこを弄《いじ》った。
 微かに呼吸が乱れ、瞳が一瞬焦点を失う。直ぐに焦点を結び、また失い、また結ぶ。2つの世界を彼女の心が、行きつ戻りつしている、といった様相を呈した。現実の世界と、官能の世界ということだろうか。
 女子高生は快感を高めつつある。指の動きが徐々に早くなる。呼吸は更に深く、早くなり、瞳が焦点を失っている時間も長くなる。
 もうそれは、オナニーだった。女子高生は、エロ本の代わりにこれをおかずにしてくれと懇願した上で、見ず知らずの男にオナニーを披露しているのだった。
 濃紺のセーラー服に包まれ、頭の先からつま先まで清楚なオーラに満たされたような外観の、スカートの前の部分だけがめくれ上がり、純白の太腿と淡い水色のパンティーを披露している。清純の中に、たった一点の卑猥。そのメリハリが、ギャップが、官能を高める。
 パンティーの上から股間の割れ目をなぞって、少女がオナニーに耽《ふけ》る。唇を噛み、瞳を潤ませて恥じらいを見せつつも、荒い息遣いと時折失う焦点とで快感を露呈するという、愛くるしい限りの女子高生だった。
 それを間近で見ている男が、いきり立たない訳がない。ズボンの前部が盛り上がって行くのが分かった。
 女子高生は、股間をまさぐるのを右手から左手に変え、空いた右手を男の股間へと伸ばして行った。震える手が、途中で何度も躊躇を見せながら、それでも着実に男の股間を目指して進んで行く。その様も、清純とエロスが混在していて、たまらない光景だった。
 女子高生のほっそりとした小さな手が、男のこんもりと盛り上がった股間に触れた。ズボンの布地の上から、棒状の構造物を探し当て、それを摩《さす》り出した。中指と薬指の先端だけを当てがい、2cmの幅くらいの控えめな振り幅で、女子高生がズボンの上からペニスをマッサージしている。
 控えめなながらも、鬼頭の下の括れた部分という、最も敏感な位置を的確に刺激して来る辺りにも、男心をくすぐるものがあった。
 左手の指先は自らの股間の割れ目を、右手の指先はズボンの上から男のペニスを、スリスリ、スリスリ、スリスリ、スリスリ、と、女子高生が刺激している。更に摩りながら、女子高生は潤んだ瞳で上目遣いに男を見て、そして言った。
「これ、出して・・いいですか。」
「何を?」
 いじわるな男の返答。
「ち・・ち、ちんちん・・」


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