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June bride
【純愛 恋愛小説】

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プロローグ-1

6月の花嫁…、私はずっとJune brideに憧れていた。心から愛する人と6月に結婚する事をずっと夢見てきた。

私は今、結婚式の打ち合わせで式場に来ている。式を来月に控え細かな部分の打ち合わせに、今日は一人で来た。新郎になる予定の相手は同じ会社の 3歳上の男性。とは言っても私はまだ1年と少ししか今の会社に在籍していないが、入社時の歓迎会の時から付き合い始めた彼と社内恋愛を経て来月結婚する。

歓迎会で偶然隣同士になり、初々しく挨拶した瞬間、私は彼に強い何かを感じた。直感だ。将来私はきっとこの人と結ばれるのだと言う直感。私はその歓迎会の後、彼に抱かれ、そしてお付き合いが始まった。

彼は決してイケメンではなかったが、私は彼の穏やかな笑みが大好きだ。男の人の浮気は仕方ない…、私は割と浮気には寛容なつもりだが、彼はいつでも私だけを見ていてくれる。一途な気持ちに一途で返してくれる彼が大好きだった。

付き合い始めて2ヶ月。そう、昨年の6月にプロポーズされた。プロポーズの場所は今訪れているファリベーヌと言う結婚式場のブライダルフェアーであった。まだ結婚する予定はなかったが、ちょっとどう言う物か観てこようよと誘われて行ったブライダルフェアー。チャペルの中を見ていた時、彼にプロポーズされた。

私は勿論OKした。まだ付き合って2ヶ月ぐらいしか経っていなかったが、彼となら一生を共にするイメージが出来た。彼と付き合った時点で将来を共に歩く事に何の不安もなかった。プロポーズを受けた場所で私達は来月結婚する。

私には伝えたい事がある。あなたへの愛、感謝。あなたの隣でウェディングドレスを着るのが夢だった。見て欲しかった。私の幸せを願ってくれたあなたへの想いはこの胸の中だけには到底収まらない。

私は胸から溢れんばかりの想いを抱き、夢だった6月の花嫁になる。ずっと夢見たJune brideをあなたと一緒に…。


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