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キラの誘惑
【ショタ 官能小説】

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キラの誘惑-1


初めてキラを見たのはゲイなら誰でも知っている社交場、あの神楽坂公園さ。

その頃俺は同棲していた奴と別れたばかりのシングル。まあいろいろあってさ、男と女だけじゃなくて男同士の間だって難しいのよ恋愛ってやつあ。
結局、プライドかな。別にいいとこの出でもないけど引けない事だってあるからね。

「フリーのゲイ」つったってそれはただのライフスタイルってやつでね。仕事は普通に車転がしたり物を運んだり。あんまり頭は使わないの。そうゆうの苦手だし。
でもさ、恋人がいなくなるってのは俺にしてみりゃ莫大な時間が余るわけ。その暇には性欲も忍び込んでくる。だから俺はヨコシマな思いを胸に神楽坂公園を徘徊してた。「素敵な出逢い」ってロマンスを求めるのはレディスコミックに憑かれた女だけのものじゃねえよ。
そりゃ心もあれば越したことはないけれど、やっぱまだ俺若いじゃん?心より身体なんだな。俺はタチだし、はっきり言って突っ込みたい。ケツの穴の温もりが恋しいからさ。

そう、神楽坂公園にはいろんなのが集まる。俺みたいにイケイケの筋肉馬鹿もいれば、フケ専、デブ専、女装に変態。「小児科」っていう幼児専門の「ペドフィリア」。ラインナップは果てしない。だから俺が突っ込みたいようなのに出会えるのって難しいんだ。
そりゃ二丁目に行って金使えばいいよ?幸せなんて金で買えるんだから。でも俺はその頃金欠だったから。貧乏人なゲイのシングルなんて、公園ぐらいしか選択肢はないの。

神楽坂公園は街場に近い割には閑静でね。けっこう広いし遊歩道は森に囲まれて恋人たちには秘密の空間を提供してくれる。そう、男女の組み合わせだって来るし、覗きや痴漢も取りそろえて、まあ性のテーマパークってのは大げさだけど。

神楽坂公園の隅に「メモリアル・モニュメント」ってでかい石碑があるんだ。どこの誰の事を讃えたのかは知らねえけどまるでちょっとした壁でね。特に興味があった訳じゃなくてね。遊歩道がたまたまそっちに曲がっていただけ。だからキラを見つけたのだって偶然のたまものさ。

真夏の夜さ。楡の大きな木の下にキラが立っていたんだ。
普通じゃ「ボーイッシュなとびきりの美少女」にしか見えないだろうけど、キラからは俺たちの知っている「臭い」がしたのさ。それも匂い立つっていうか、プンプンと。
説明できないけどね。どんな形でもゲイに嵌まった奴なら誰にでもその「匂い」は解る。キラはとにかく物凄い色気を放っていたからな。

そもそもそっちの趣味がなけりゃあんな格好はしない。挑発っていうか、あからさまな誘惑モードだよ?ケツがほとんど丸見えのショートパンツに上は透けたキャミソール。ほんのり淡い乳首が透けて見えてるの。その上紅いルビーの片耳ピアスに真っ赤な首輪ときた。
キラはちっちゃいよ。140センチちょっとじゃないかな。体重なんか40キロないんじゃない?見た目明らかにガキなんだけど、幼児体型の名残はなかったね。すらっとした子鹿って感じ。
真夜中だからあの透き通るような日本人離れした柔肌が暗闇の中にぽっかり浮かんでいてね。ほんと、天使が舞い降りてきたのかと思ったよ。

それに加えてあの凛々しいつんとした鼻筋と色っぽい首筋。髪の毛の色はアッシュブリーチっていうの?程良く綺麗に乱れてる。零れ落ちそうなおっきな瞳はどっか睡たげでさ、唇だけが信じられないほど淫らなんだから、ゲイなら誰だってぐっと来る。ガチムチとかフケ専デブ専関係なくさ。まして「小児科」だったらアウト。悩殺されるね、一発で。
俺はそれまで幼児性愛ってやつには無縁だったんだけど、キラを見たときは考え方を変えたよ。ありゃ年齢性別関係ない極上の肉ってやつさ。どんなに分厚いオージービーフもひとかけらの田島三田牛には敵わない。そう思わない?
とにかくキラはいかにも「ボクは美味しいショタですから狩ってねっ」と言わんばかりにそのとんでもなく露骨な格好で男待ちしてたんだ。


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