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ユリ
【その他 官能小説】

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ユリ-15

 約3ヶ月経って引き出し2段分が終わり、3段目に移ると困ったことが起きた。3段目には全部紐で出来ているパンティとかまるきり透けているビニールのパンティなど特殊な物が収められていて、それを穿いても性器が隠れないのである。今までも透ける下着はたくさん撮ったが、ビニールの下着は色の付いた縁取りがなければ透けるどころか何も穿いていないように見えてしまうのである。どうしようか2人で相談した末、何処かに発表するつもりで撮影しているのでは無いからこれも一応撮影しておこうということになった。極端に長い紐のついたパンティがあり、これはどうするのかと聞くと、胸や肩などに紐をからげて最後にパンティの上から股間に紐を通して胸までもって来て、乳房の間でクロスさせた横紐と結ぶのだという。また、皮と金属のリングで出来た明らかにSM用の下着もある。これらは1人で着用するのは面倒だし全く実用性がないから、今まで身につけたことは無いと言う。
 「これは大人のおもちゃ屋とかそういう下着の専門店に行って買ったの?」
 「並行輸入のカタログを沢山取り寄せていたらそんなのばっかり載っているカタログがあったんですよぉ」
 「そうか、でもこういうのは全く実用にはならないと思うけどやっぱりいつかは穿いて見ようと思って買ったの?」
 「うーん、それはもう完全なコレクションですねぇ。やっぱり集めてるとそんな変わったのも無ければいけないような気がして来るんですよぉ。私のタンスに無い奴が売られているんだって思うだけで買わないといけないって気になって来るんです」
 「ほう。そんなもんかも知れないね。それで、これも買った時には身につけてみたの?」
 「やってみたんだけど1人だとうまく着らんないんですよぉ」
 「そうか。それじゃ僕が手伝うから着てみようか」
 「ええ、折角買ったから1度は着てみたいなって思ってたんです」
 「前の彼には着せて貰わなかったの?」
 「あの人は全然駄目なんです。一緒にいる時はいつもノーパンでいろって言う人だったからいっつも素っ裸でした。料理する時も裸で油がはねてヤケドしたこともありますよ」
 「なるほど。家にいる時は素っ裸でいて欲しいという男は確かにいるな。僕も分からないではないけども、下着を身につけてる方が却ってセクシーなんだと思うな」
 「そうですよ。下着穿いてる方がセクシーなのに。それに私みたいに下着沢山持ってる女の子も少ないのに下着を穿くなって言うんだから皮肉ですよね。やっぱり私に向いてなかったんですねぇ」
 「本当だね、勿体無い」
 「そうですよぉ。下着って穿かないより穿いている方が厭らしい物だって沢山あるのに、夢が無いんですね」
 「それじゃこの皮のを穿いて裸より厭らしくなって貰おうかな。夢を見せて貰おうか」
 「はい、いいですよ。夢を見て下さい」
 「これはどうするのかな?」
 「後ろでベルトみたいに締めるようになってるでしょ」
 「でもそうするとユルユルでおかしいよ」
 「え? おかしいな。外人用だからサイズが大きいのかな?」
 「もう1回体に巻くんじゃないのかな?」
 「そうかなあ、じゃやってみて下さい」
 「うーん、そうするとほんのちょっと短いな」
 「あ、それくらいなら何とかなりますよ。ぐっと引っ張って締めてみて下さい」
 「きつく無いかな」
 「全然大丈夫ですよぉ」
 「なんかボンレス・ハムみたいになっちゃったけど苦しく無い?」
 「全然」
 「何かやっぱりこういうのは厭らしいな。裸でいるより厭らしいというのはこういう下着のことを言うんだね。突然冷静ではいられなくなっちゃったな」
 「それじゃ1発抜いてから撮影しますかぁ?」
 「え? セックスしてからっていう意味?」
 「あ、口で抜こうと思ったんだけど、いいですよぉ。脱いでも」
 「そうか、折角着たのに又脱ぐのも面倒だね。それじゃ撮影するか」
 「抜かなくていいんですかぁ?」
 「なんかビールの栓でも抜くみたいに気軽に言うね」
 「遠慮しないでいいですよぉ。セックスじゃないから奥さんも怒らないんじゃないですかぁ?」
 「そうかなぁ」


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