投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

花びらとナイフ
【その他 官能小説】

花びらとナイフの最初へ 花びらとナイフ 4 花びらとナイフ 6 花びらとナイフの最後へ

花びらとナイフ-5

 「気持ちいい?」
 見れば分かるでしょ。…見れば?そうか、私、見られてるんだ。ナイフを股間に挟まれ擦られて、悦びの声を上げているところを。
 「左右にも動かしてみようか。」
 右へ、左へと、谷間を抉るように広げられた。
 「うあぁ…、あうぅ…、はう…」
 なんて乱暴な事を。でも、でも。
 「君たち、相性良さそうだねえ。恋人同士になってはどうだろう。」
 「こ、恋人?」
 男はゆっくり大きく頷いた。
 「恋人同士になったらすることは何?」
 「それは…あの、そ、そりゃあ…」
 「だよね。というわけで。」
 ナイフが谷間から出ていった。と思った次の瞬間。
 「え…?」
 見下ろすと、ナイフの柄が私のオンナの入り口に押し当てられていた。
 「な、な、何を…」
 「何って?」
 柄はけっこう太い。少なくとも私の中指よりは。
 「ダメ、ダメダメダメダメ、ダメ!私、まだ…」
 「見れば分かるよ。まだ知らないんだね。」
 「そうよ!だからやめ…」
 ジュボー。
「ぐはぁ!」
 無理矢理ねじ込まれ、その部分にピリっとした痛みが走った。
 「なん…てことを…」
 ジュボジュボジュボ。
 「くぅ…」
 何回も出し入れされた。
 「やめる?」
 私は首を振っていた。
 ジュボジュボ、ジュプゥ。
 「あ、ああっ!あはあ…、あうぅ、うぅ…んはぁ…」
 私の喘ぎに煽られるかのように、男の手の動きが激しさを増していく。
 ジュポウ、ジュポウ、ジュブジュブジュブ、ジュッボウ…。
 「くはぁ!ああ、あ、あ、あぁ…はあ、はあ、はあ、あうぅ…」
 「やっぱり君たち相性がいいね。もう少し、もう少しなんだろ?」
 キツく目を閉じ眉根を寄せた私は、ガクガク、っと頷いた。
 「もう少しで一つになるんだね?」
 ガクガクガク。壊れた人形のように何度も頷いた。
 ジュポ。
 「え…」
 ナイフは唐突に引き抜かれた。
 「どうして…」
 「だってさ、ナイフと言えば刃物だろ?なのに柄でいいの?」
 「他にどうするって言うんですか。」
 「他も何も。やっぱりこうでしょ。」
 谷間に刃が向けられた。
 「!」
 「挟んで擦ってみたくない?」
 「な…何をバカなことを。」
 「大丈夫かもしれないよ?それだけヌルヌルになってれば。滑るだけで切れないかも。」
 「かも、じゃないでしょ!切れちゃったらどうするんですか。」
 「痛いだろうねえ、切れちゃったら。切れるなんて生易しいものじゃないだろうし。裂ける、って言うべきじゃないかな。切り裂かれる。」
 私は絶句した。そんなことを望むわけが…。しかし同時に、自分の息が荒くなっていくのを感じた。
 「やらないの?君のその素敵な花びらが、甘い蜜を滴らせて欲しがっているというのに。」
 「な、何を…」
 ポタリ、ポタリ。
 男に言われるまでもなく分かっている。私の花芯からとめどもなく溢れる白い蜜が、最高の切れ味を誇るナイフの刃を濡らしている。
 「誘ってるじゃないか。蜜を求めるミツバチに、さあここへおいで言うかの様に。」
 私のここは、ナイフというハチを誘い込む花びらだと言うのか。
 「もちろん、ハチに刺されればただではすまない。」
 そうだ、バカなことを考えるのはやめよう。一刺しされれば命に係る、危険なハチなのだから。
 「それでも君は望んでいる。」
 「望んでなんか…」
 否定できる状態でないのは明白だ。
 「まあいいさ。そろそろハチはガマンの限界だ。君が望むと望まざるとに関わらず、、花びらへと飛び込むだけさ。」
 ニュル。
 刃が少し上げられ、谷間に挟まった。
 「う…あはぁ…」
 危険極まりない刃物が股間の谷間に侵入してきた。なのに、なのに私は…私の花びらは、ナイフの刃をもっと深い所にまで咥え込みたいと疼いている。
 「さあ、ハチは君の望み通り飛び込んできたよ。花はどうするんだい?」
 膝が、私の膝が曲がっていく。刃が、最高の切れ味を誇るナイフの刃が、私の奥深くへと挟み込まれていく。
 ハチを誘い込む蜜。花を枯らせる毒針。
 花びらとナイフが一つに絡まり合い、私は腰を…。


花びらとナイフの最初へ 花びらとナイフ 4 花びらとナイフ 6 花びらとナイフの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前