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蛍の想ひ人
【女性向け 官能小説】

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-4


全部見せてよ。
身体も。
心の中も。
全部。全部見せてよ。

そう願う俺の気持ちが通じたかのように
両手を俺に拘束されたまま
ゆっくりと由布子さんが腰を動かした。

由布子さんの身体が弓なりにグッと反った。
そのままゆっくりと腰を動かした。

「え・・ちょっとまって」

そんなことされたらイッちゃうって!

「私も、信之にしたいの」

真っ赤な顔でそんな事を言うから
あぁ・・・
我慢なんか出来るはずないだろ。

「ゆっくり気持ち良くならなくていいんだ?」

言葉だけは冷静でも
俺の神経は由布子さんと繋がっている一点に集中して

「ん。私を・・・奪って」

その言葉にやられた。

拘束していた手を放せば、俺にしがみつくように手を伸ばして
俺は夢中で由布子さんの唇を吸いつくす。

お互いに夢中でキスをすれば
口の端から漏れ出た唾液が
いやらしく2人の身体をネバッとぬらす。

由布子さんの中がゆっくりと痙攣をおこし始める。
俺もその波に引きづられていく。

「ふ、ふたりでイきたいっ!」
「うん。ふたりでイこう」

誰よりも愛してるよ。

もう何年も何年も何年も・・・
由布子さんだけを・・・

「愛してるよ」

その言葉とキスと同時に俺は恋い焦がれている人の中でイッた。

愛してるよ。
愛してるよ。


10年以上一緒に居よう・・・・



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