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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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悪だくみ-10

マギーは気を取直して動画に犯人に繋がる物が何か映ってないかチェックをし始めた。しかし新しい動画がアップされてはすぐ削除されてしまい、慌ただしくなかなか落ち着いてチェック出来ない。
「ダメだー。すぐ削除されちゃう。ねぇ華英、yourtubeに連絡して投稿された動画を全部貰えないか聞いてくれない?」
「了解〜。」
華英は早速管理者に連絡して映像提供を求めた。
「管理者の中島哲治さんて人、全面的に協力してくれるって。でも手が離せないから来てくれれば何でも提供するってさ。」
「本当??じゃ早速行こうか!」
「えー?今から??だって東京だよ??明日でいいじゃん…」
「そんな悠長な事言ってんじゃないわよ。今から行くのっ!」
「はーい。」
あからさまにめんどくさそうに答えた華英だが、言われなくても特急の時間を確認しチケットを抑えるあたりは流石であった。マギーが捜査副本部長に不在にする事による本部長の代理を頼み帰って来た時にはもう出発の準備は出来ていた。

「じゃあ行くわよ。」
「はーい。」
「駅まで誰か送ってくれる人、いないかなー。」
「もう手配済みでーす。」
「おっ、さすがぁ!」
肘でツンツンと突くマギー。しかし運転手を見てマギーは絶句した。
「ん??ほ、本部長!?」
車両のハンドルを握って2人を待っていたのは県警本部長の石山であった。石山は親指を立てながら言った。
「まぁ乗れよ♪」
マギーは信じられないと言った顔で華英を見る。
「あんた、まさか本部長に頼んだの…?」
華英は悪びれる様子もなく言った。
「だってタバコ吸ってたし暇そうだったから。」
「こ、こら!暇な訳ないでしょ!?」
マギーは石山の顔色を見ながら華英に言った。
「まーいいから早く乗れ♪」
「す、すみません…」
恐縮しながら車に乗った2人。身を縮こませるマギーに対して華英はかなりリラックスしている。
「す、すみません…本当に…」
肩を窄めるマギーに石山は笑う。
「いいよ。まー久々にギャル達とドライブ出来るしな!ガハハ!」
そう笑い飛ばした石山に華英が馴れ馴れしく話す。
「私はギャルだけど、マギーは違うけどね♪」
「!!何なのよ、あんたは!?」
「ヒッ♪」
完全に楽しんでいる華英。そんな2人をルームミラーで和かに見つめる。

「俺もこうして車で街を捜査して回る事はなくなったが、こうして運転してると上原と一緒に捜査してた頃を思い出すよ。」
感慨深そうに言った。石山は若菜の全てを知っているし、若菜にとっては師匠であり恩師だ。そんな石山をマギーは尊敬している。

「上原さんに比べたらひよっこ2人で物足りないでしょうけど、ね。」
マギーが遠慮がちに言った。
「そんな事はない。むしろ上原より手がかからなくて優秀かも知れないぞ??上原を見たこの目でお前らを見て言うよ。期待してるぞ?」
「あ、ありがとうございます。」
マギーにしてみれば物凄く感動する言葉であった。しかし華英は呑気なもんだ。
「任せて下さいねっ♪」
そう言った瞬間、マギーに頭を引っ叩かれた華英であった。

駅に到着するとマギーは深々と頭を下げて礼をした。隣の華英はマギーに頭を手で無理矢理下げさせられ並んで礼をさせられたのであった。
「たまには会って来い、上原に。」
石山はそう言って走り去って行ったのであった。


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