投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

たんぽぽは風に揺れて
【兄妹相姦 官能小説】

たんぽぽは風に揺れての最初へ たんぽぽは風に揺れて 11 たんぽぽは風に揺れて 13 たんぽぽは風に揺れての最後へ

たんぽぽは風に揺れて-12

(12)

 両親が知人の結婚式に呼ばれて留守になったある休日。俺たちは朝からセックスをした。実家で2人きりになったのは初めてのことだった。ラブホテルとはまた違った昂奮があった。さらに燃えていたのは、志麻子の生理で1週間禁欲していたからでもある。昨夜、
「終わったけど……」
囁かれたが、
「明日、ゆっくり……」
「うん。いっぱいしようね」
俺たちは抱き合って熱い口づけを交わした。

 翌朝、早々に食事を済ませてシャワーを浴びるとまだ濡れた体で2階へ駆け上がった。愛撫もいらないほどぐっしょり濡れた秘裂を見て、
「入れるよ」
待ち切れず挿入した。
「ああ!お兄ちゃん」
「志麻子……」
納まった竿がグンとしなった。
「うう!」
志麻子の膣が締め上げるようにまとわりついたのである。
「気持ちいい……」
身を反らせる志麻子の痴態はたまらなく艶めかしい。

「突いて、突っ込んできて」
いったん抜き、コンドームを着ける。志麻子もその作業は心得ている。ぱっくり裂け目を拡げたまま再度の突き立てを待っている。
「あううう!」
一気に埋め込む。そして抜き差しを繰り返す。
「もっと、ああ!もっと!」
ぬめりがすごい。くちゅくちゅという粘着音が2人の息遣いの中に継続する。
「すごい、お兄ちゃん、すごい!」
志麻子に鍛えられたペニスが絶頂に導く。
「ああ!もうだめ!おにいちゃん!」
「志麻子!」
重なって放出しながらなおも突き、抜き、突いた。
「くく!」
「あううう!」
2人で虚空に突き抜けた。

 どれくらいの時間放心していただろう。
(ああ……志麻子……)
体を離したはいいが、コンドームを処理することもせず、余韻に浸りながら朦朧としていた。家でのセックスはいつも気を使っていた。階下には両親が寝ている。声を潜め、動きも抑えていた。この日は2人だけだという解放感が一段と欲情を高め、体をぶつけあった結果の心地よい疲労感であった。 

 放心の時間はどれくらいだっただろう。眠ってはいなかったが思考が空白のわずかな時があったようだ。
 気が付くと志麻子が窓辺に顔を寄せていた。
「シャワー浴びてくる」
声をかけると志麻子は横顔を見せて頷いた。

 部屋に戻ると4志麻子はまだ外を見ていた。庭を見下ろしているようだった。
「何見てる?」
「タンポポ」
庭の片隅に黄色い花が二輪咲いていた。
「どっかから種が飛んできたのね」
「河川敷にいっぱい咲いてるよ」
「タンポポって、春に咲くんじゃないの?」
いまは夏である。
「あれは西洋タンポポだよ。冬以外はいつでも咲いてる。春だけ咲くのは日本のタンポポ。もうほとんど見かけない」
「そうなんだ……」
「外来種は強いんだ。根っこが長くて生命力が強い」
なぜか志麻子が微笑んだ。

「タンポポが気になる?」
「なんか、あの二つのタンポポ、あたしとお兄ちゃんみたいに思えてきて……」
「どうして?」
「どうしてって、別に理由はないんだけど……なんとなく。あんなとこにあるの知らなかった」
ふと目にした小さな可憐な花に俺たちの境遇を重ねたのだろうか。深い意味はないのだろうが、花に想いをのせる繊細な心は男にはあまりない感情である。
 タンポポが風に揺れている。やがて種が出来、綿毛は宙に舞う。そしてまた、花が咲く。俺たちの未来に何かしらの花が咲くのだろうか。やはり考えてしまう。2人でずっと暮らしていけたら、俺はそれでいい。だが、志麻子を引き摺ることはできない。
 二輪の花に志麻子はどんな想いを寄せたのだろう。温かな風に揺れただろうか。そこに俺の姿はあっただろうか。
 
 志麻子がにっこり笑って振り向いた。
「シャワー浴びてくるね」
「うん」
「いっぱいしよ」
「うん」
『現実』に身を委ねよう……そこに在る悦びに揺れていよう。そう割り切ったのだろうか。歩く後ろ姿がちょっとおどけたように見えた。

  

 


たんぽぽは風に揺れての最初へ たんぽぽは風に揺れて 11 たんぽぽは風に揺れて 13 たんぽぽは風に揺れての最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前