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【SM 官能小説】

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宴 〜形〜-4

「ひうっ!あああっ、ふっうああっ、や、イッ……!!」
胤真以外の手でイカされようとしている事態に、智佳は抵抗を示す。
「か、胤真、様っ!」
胤真は目で指示を出した。
真矢の奉仕をやめさせ、自身が寝台に乗る。
そして、智佳の前に肉棒を突き出した。
智佳は鼻をヒクつかせ……口を開いて肉棒を頬張る。
「んっ、んっん……」
懸命に奉仕する智佳の秘所から二つのバイブを抜き、胤真は唇をつけた。
そして、既に割り広げられていた秘唇を愛撫し始める。
智佳がくぐもった声を上げた。
−普段、胤真は智佳の秘所への(特に舌での)愛撫は控えている。
何も『そんな汚らしい行為ができるか!』とか『主人が性奴にするべき事ではない』という主義主張の賜物ではなく、単に智佳が感じ過ぎてすぐにイッてしまうのを防ぐためだった。
もう少し感度が鈍ければ舐め責めが愉しめるのだが……そんなもの他人からすれば、贅沢な悩みとしか言いようがないだろう。
まあとにかく、今は智佳をイカせるために胤真は舌を使った。
「ひぎゃあぐあはああっ!!」
眼前で展開される胤真の凄いテクニックに見とれていた真矢は、不意に深く突き込んできた実兄の刀身のせいで獣じみた声を上げる。
「お、お兄様っ!」
芳樹は真矢の胎内からぎりぎりまで肉棒を抜き、加速をつけて一気に奥へと入り込む。
「あぎゃあああっ!!」
真矢の瞳の奥で、立て続けに火花が散った。
「イッ、イク!イクうっ!胤真様イッちゃううっ!」
口中の肉棒を吐き出し、智佳が叫ぶ。

かりっ!

「―――――っっっ!!!!」
声にならない声を上げ、智佳は絶頂に達した。
胤真が、限界まで充血していた淫核を噛んだのである。

ぷしゃあっ

「んぶっ!?」
あまりにも強いその刺激に耐えられず、智佳は小水をほとばしらせた。
放出されるより一瞬早く胤真が顔を離したために、生温い黄金水が真矢の顔に降り注ぐ。
だがそれは、すぐに止まった。
プレイ前に浣腸付きで用を足し、シャワーを浴びていたせいだろう。
「あ、智佳さんのおしっこ……」
呆然とした真矢は、少しして事態を理解する。
「まるで顔射の飲尿療法だな」
腰を使いながらの芳樹の言葉に、真矢は首をかしげた。
「飲尿ッ……療法?」
感じる場所をかき回されているのだから、時々声が裏返るのは致し方ない。
どういうわけだか芳樹が知っている、飲尿療法とは。
ビタミン・ミネラル・老化防止物質・尿素などが含まれた、健康であれば無菌で利用価値の高い液体である尿を飲んで健康になりましょうという、健康増進法であるが……。
「生殖能力増強には去勢された男。痛風には頑強な男。ハンセン病は少年のものと蜂蜜を混ぜる……」
ずぐずぐと真矢の奥を突き、喘がせながら芳樹は言う。
「それぞれの症状に効く処方……という話だけどッ!どう説明して、そんなモノもらって来れば良いんだろうなっ!」
「それはッ……んぶむふううっ!」
胤真が視線で智佳への愛撫を促したため、真矢は再び智佳の秘裂へむしゃぶりついた。
「ああああああっっっ!!?!」
胤真と真矢が、絶頂直後の過敏な部分を同時に舌で責め立てる。
バイブを咥え込んでいたためにぽっかりと開いたアナルを、真矢が。
限界まで膨らんだ敏感過ぎる小粒やぽってりと充血した秘唇、複雑にさざめいて男根を誘う秘穴を、胤真が。
智佳への奉仕を続けさせながら、芳樹が真矢へ快楽の報酬を与える。
―二人でしていた時には不可能な、四人ならではのプレイ。

ぢゅうっ、ずぞずずずっ

「ひぎぃあああっ!!」
一際高く叫ぶと、智佳は再び絶頂を迎える。
胤真が、花芯の種を丹念に舐め蕩かしたせいだった。
「いぎいっ!?」
口元に大量の愛液を吐きかけられても懸命に奉仕していた真矢が、不意に悲鳴を上げる。
胎内を深く抉りながら、芳樹が排泄口へ軽く指を突き立てたせいだ。
「やっ!お兄様そこ汚いいぃっっ!?」

ぬちゅうっ

無理にアナルを押し広げられ、真矢は奇妙な感覚に身をよじる。
だがそれは決して、不快ではない。
可憐なすぼまりをそれ以上いじる趣味も度胸も芳樹にはないが、真矢の反応は新鮮な興奮を呼び起こす。
「あああああっ!?」
胤真の掌が伸びて来て、お世辞にも豊かとは言えない真矢の膨らみを捏ねくり回し始めた。
二度も快楽を極めて声すら出せなくなった智佳を夢見心地に浸らせておき、胤真は真矢を陥落させる事にしたらしい。


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