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真っ赤なリース
【スポーツ 官能小説】

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第1章 不倫-3

「立花ぁ…」
「田澤…課長…ああん…!」
緩やかなのは挿入までであった。任務中に行為に及ぶ時はいつも慌ただしい。いきなりの激しい挿入にも充分に耐えられるだけの濡れをいつも見せる。背後から杭を打ち付けるかのように挿入してくる田澤に朱音は悶え喘ぐ。
「ああん…!ああん…!ああっんん…!」
「ああ…フゥゥッッ…」
気持ち良さそうな鼻息を漏らす田澤。目の前の婦警の制服はコスプレではない、本物だ。それを身に纏う女も現職の警察官…、しかもつい二ヶ月前まで捜査一課で男顔負けでバリバリ働いていた刑事だ。田澤の鼻息は気持ち良さだけではなく、本物の婦警とセックスしている悦びも含んでいるのであった。
「立花…、そのうち俺が捜査一課に戻してやるからな…?安心しろ…。ハァハァ…」
「は…い…、あっ、あっ、あっ…!」
足元のベッドは激しく軋み、朱音の体は強く壁に押し付けられる。朱音の尻と田澤の下腹部が弾かれる音が小気味よく部屋に響き渡る。

「立花、こっち向け!」
一度男性器を抜くと朱音の体を反転させる田澤。すると朱音の右脚をグッと持ち上げ女性器を露わにさせると、その快楽に浸る濡れた女具を見つめながら再び肉の塊を一気に突き刺した。
「ああん…!」
ピチュピチュピチュと隙間から愛液が溢れ出す音が卑猥だ。朱音は美しい女性だ。キャリアウーマンを絵に描いたような顔つきをしている。キリッとした瞳、スッと伸びるスマートな鼻筋、確固たる自信を表したような唇…、まるで菜々緒のようなモデルのような女性だ。そんな女が醸し出す下品に限りなく近い音に男なら誰でも興奮を覚えてしまうだろう。挿入しながら田澤はその美しい顔を間近で見つめる。

「気持ちいいか?立花…?」
「は、はい…。ああん…!ああん…!」
眉毛を八の字にし、甘苦しい表情で見つめ返す朱音。朱音は田澤の事を愛している。あの時田澤が庇ってくれたおかげで部署は違えど警察官でいられるのだ。その時から朱音は田澤に心を奪われている。妻子持ちと知りながらも…。

少々荒いところも好きだ。その隙間に見せる優しさに朱音は惹かれてしまう。慌ただしく突発的な性欲を満たす為だと知りつつも朱音はいつも田澤の要望に応えるのだ。朱音は快感で瞳を歪ませながらも田澤の目を見つめながら昇りつめて行くのであった。

「立花…!」
名前を呼ばれる度に好きになって行く自分。前をはだけられ黒のブラジャーの中に手が忍び込んで来る。興奮のあまり優しさのかけらもない手つきにも愛を感じてしまう。
「ああっ…んんっ…!」
張り詰めた乳首を指でこねられると更に愛液を滲ませてしまう。俯くと田澤の男性器に絡みつく白く濁った自分の愛液が目に入り気が遠くなる。もともとそれ程セックスに悦ぶタイプではない自分はいつの間にこんなに好きな女になったのだろう…、そう思う。

今、朱音は間違いなくセックスが好きだ。田澤の事がいつも頭から離れない。初めはキスだけでも満たされた。しかし指先を知り、彼から与えられるセックスの味を覚えてしまった。1分でも時間があればセックスしたい、そう思っている。妻子ある田澤とは恋愛出来ない。ならばせめてセックスだけは…、朱音はいつもそう思っているのであった。


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