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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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第2の犠牲者-6

「お2人が誰かに恨みを買うと行った案件は何かありましたか?誰か共通の犬猿の仲がいたとか…」
マギーが聞くと伊原と戸川は顔を見合わせた。
「いやー、あの2人自体が犬猿の仲でしたから…」
「と言いますと…?」
「あの2人の仲の悪さは有名です。幼稚園から大学までずっと同じ学校で。昔から相当仲が悪かったそうです。同じ男を良く取り合ってたと言うのは有名な話です。それが卒業し佐川明子は卒業し市議会議員の道に、佐川明子は事務所に所属し秘書への道に進みました。が、腐れ縁と言うのか、この城南市役所で副市長と副市長の秘書と言う立場で再会してしまったんです。2人が顔を合わせる時はいつもピリピリした空気が流れてました。そして今回佐川明子が当選し梶原が落選した事により小淵は相当な屈辱を受けた事でしょう。その恨みを晴らすのであれば佐川だけがあんな仕打ちを受けるだろうし、佐川の仕業なら小淵だけが被害を受ける事でしょう。実際彼女らは2人の間だけで険悪でして、他の者に危害を与えるような事はありませんでした。どちらかと言うと人当たりはどちらも良かったと思います。2人を憎む人間がいるとは思えませんね。」
「そうですか…」
意外な事実に考え込むマギー。しかし顔見知りの2人が同じような事件に巻き込まれた事にはどうしても偶然とは思えなかった。何かあるはずだ…、マギーは些細な事でも良いから見つけたかった。

「政治的に何か後ろめたい事をしていたと言う話は聞いた事ありませんか?噂でもいいんで…」
「いやぁ、ないと思います。そんな噂があったなら市長には当選しなかったと思いますよ?」
「まぁそうかもしれませんね。」
2人の副市長が嘘を言っていたり何か隠し事をしているとは思えなかったマギーは2人の履歴書や経歴などをコピーしてもらい副市長室を出た。

「意外とみんなに好かれてたのかなー。」
「どうだかね。」
マギーが意味深な答えをした。
「何か気づいた事あるの??」
「まぁね。世代の違う人らが見る目と同世代の人らが見る目は違うからね。彼女らと同世代の人に話を聞いてみようと思って。」
「マギーと同じ年代でもあるよね!アラサー世代、ババア予備軍♪」
「ババアとは何よ!マジムカつく!」
「怒ると皺が増えるよ♪」
「うるさいなー、もう!」
降りるエレベーターの中で喧嘩するマギーと華英。途中から乗って来た市役所所員が完全にビビっていた。が、マギーはこの時、ふと思った事があった。このヒラメキが後に事件解明の突破口になるのであった。


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