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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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最終章 Tric or love-2

貴之は確信は持てないが、もしかして麻里奈は自分の事が一番と考えてくれているのではないかと感じる事が多くなっていた。しかし今度の日曜日は違う人と約束があるからダメと良く言われて来た。もし自分の事が好きなら他の約束をキャンセルして会ってくれるはずだ。常に何人かいる男の中の1人なんだと印象づけられてきた。しかし、一年の中でクリスマス、正月、バレンタイン、ホワイトデーなど恋人同士にとって重要なイベントの日には必ず一緒にいてくれ、そして甘い甘い時間を過ごしてくれた。その時にはもしかして麻里奈は自分だけを愛してくれているのではないかと思った。最近少し麻里奈と言う女性が分からなくなっていた。そんな状態の中、このハロウィンイベントで自分はどちらかを選ぶ事ができるのだろうか不安だった。

ハロウィンイベントは夜の19時から昨年と同じ駅前広場で行われる。貴之自身もコスプレをして行くつもりだ。貴之は学校から帰り一度家に帰り仮装をして部屋を出た。
「今日智洋の家に泊まってくるかも知れないから。」
夕食の準備をしていた母が振り向くと、貴之の姿を見て目と口を大きく開いて驚いた。
「き、気をつけてね…」
まるで普通の息子がいきらに不良になった姿を見たかのような驚きぶりの母をよそに貴之は家を出て行った。

すれ違う人らがみんか貴之を見て驚いていたが、街に近づくにつれコスプレをしている人が増えそれも少なくなった。待ち合わせのコンビニに行くと既に智洋がいた。
「!?な、何だお前!!気合い入ってんな…」
昨年のサンシャインをオドオドしながら着ていた姿からは想像も出来ないぐらいのコスプレに智洋も驚いた。
「悪いけど、俺、大賞獲るし。」
「はぁっ!?マジで言ってんの!?」
「ああ。」
似衣奈と麻里奈が本気でコスプレをしてくるのだ、自分も本気にぬらなければ失礼だと思った貴之はここ3日で構想を練り、衣装を加工してこの日を迎えた。

「きゃあ、貴之君!どうしたの!?マジコスじゃない!」
駅前広場に着くとすぐに麻里奈と未央に会った。貴之の本気コスプレを見て麻里奈は興奮気味にそう言った。
「俺も全力で行こうかなって。」
「ハロウィン版ジャック・スパロウ??」
「はい。」
「凄ぉい!ヤバいなぁ…負けそう♪」
「そう言う麻里奈さんはどんなコスプレなんですか?」
コートを着て隠している為分からなかった。
「秘密♪私も負けないわよ?♪」
「まさか全裸って事ないですよね…」
「馬鹿じゃないのぉ!♪着てるわよ、ちゃんと♪そんなに見たいなら後でコートに全裸プレイさせてあげるわっ♪」
戯けてみせる麻里奈は相変わらずであった。
「私はねぇ…、ジャーン!」
未央はコートを広げた。するとハロウィン風のメイドコスだった。
「エロっ!!」
智洋は目をハートにして未央のコスプレを見ていた。
「終わったらお仕えしますわよ?ご主人様に♪」
「マジっすかぁ〜!」
もはやメロメロの智洋であった。

開始まであと少しだ。貴之は周りをキョロキョロした。
(まだ来てないなぁ…)
会場を見渡すが、まだ似衣奈の姿は見当たらなかった。


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