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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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第8章 勘違いしないで。-2

こうして普段の生活の中で会うと何を話していいか分からない貴之。最近暖かくなったねとか桜が綺麗だねとか、そんな話題を喋りながらハンバーガーを頬張った。コーラを頼んだ貴之に対し、似衣奈はホットコーヒーを頼んだ。何だか自分が子供に思え、似衣奈が大人に感じる。

「今度の日曜日は桜コスプレイベントですか?」
週末の日曜日の昼間に桜が有名な桜山公園でコスプレイベントが行われる。桜見物の客に加えコスプレイベントで物凄い客が押し寄せる大きなコスプレイベントだ。県外からも多くのコスプレイヤーが参加してくる。

「うん。当然でしょ!」
ニコッと笑う。
「先月のバレンタインのイベントは凄かったですからね〜。あのコスプレは可愛かったなぁ。チョコのプレゼントまでしましたしね。」
「結構お金使っちゃったよ。」
みんなに行き届いた訳ではないが、それはそれは物凄い争奪戦であった。貴之も揉みクシャになりながらも何とかゲットした。
「本命は誰かにあげたんですか??」
それがずっと気になっていた。
「本命いないし。あげてないよ。」
ホッとしたようながっかりしたような、微妙な気持ちであった。もしかしたら自分だけ特別なチョコがもらえるのではないかと期待していた貴之であったが、それは叶わなかった。しかし営業用のチョコを家で食べながら本命チョコを貰った気分で妄想した貴之であった。

「桜コスイベは暖かくなってきたから少し露出をあげなきゃね。みんな期待してるし。」
「似衣奈さんてネットで自分の評判とかチェックするんですか?」
「うん。するよ?」
「そうですか…。でも見てて気分が悪くなるコメントとか見て頭に来たりしません?」
「まー、好き勝手書かれてるわよね。私はそんなつもりはないんだけど、すっかりエロい女になってるからね。」
「ハハハ…」
「でも男の人はそう言う目で見るのが普通だし、私を見てそう言う気分になってくれるのは女として自信になるしね。」
「ポジティブですねぇ。」
「まぁね。」
あれだけ好き勝手に言われて平然としていられる似衣奈は強いんだなぁと感じた。

「ねぇ、門倉君は私の写真でヌイてるの?」
「!?」
飲んでいたコーラを吐き出しそうになる。
「ヌイてませよ…!」
「怪しいなぁ?ヌイてるでしょ?」
「…ヌイてません。」
「ホントはヌイてるでしょ?」
「い、いえ…」
そんな貴之に顔を寄せて言った。
「ヌイてるよね?」
「…ハイ…。すみません…」
嘘が突き通せなかった貴之は本当の事を言ってしまった。
「アハハ!別にいいよ。どんどんヌイて♪」
「…」
ハイとも言えず困惑した貴之であった。


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