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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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朝食-4

ちづるは立ち上がると
カチャカチャとテーブルの
お皿を片付けて流しに運ぶ。

エプロンをつけて、
お皿洗いを始めようとする。

タクミが後ろ姿を眺めると
ちづるの耳が真っ赤になっていた。


「 、 、 、 、、。」



  ちょーー  っと 


   イジメすぎた、、、かな? 



「ちづちゃーーーん? 
    怒った?  」



「 、 、 、、、 別に 」



「ごめんって〜〜 」



「 、 、 、 、、別に
   
   怒って ない、、。 」



タクミは立ち上がると
ちづるの側に行く。

背後に立って
後ろからちづるを抱きしめる。

ちづるは
濡れた手でスポンジを持ったまま、
ピタリと止まった。


「 ちぃーちゃん。
   ごめんごめーーん 」



「 、 、、別に、、
 怒って ないってば、、。

 、、、、、、、、結婚。

 失敗してるのに、、。
  
  それに、別れる時に、、

 そんなに辛い思い してないのに
   大変さを言うのも、、、
 おかしいって、分かってるし 」



「 ! へ〜〜
 ちぃちゃん、凄いじゃーん。
    よく分かってるね〜〜 」



タクミは
ちづるの頭を撫でながら言う。

ちづるは、
うつむいて黙ってお皿を
眺めていた。

しばらくすると、
タクミが離れようとする
気配を背中から感じ取る。

思わず慌てて言う。



「 っ でも! 私 、 、」



「 ん? 」 



「 私は  、 、、 」



「 、、、なぁに ?」



       あ、。


    離婚の事は

  まだ触れられたく
       なかったか?





「 〜っ  おねしょは
    してないよ、、! 」





「 、 、 は? 」



「 〜っ だって、、
 前の時は、前日に
  そういう行為をしてた時
     だった気がするし

  今日のだって  
 
    〜っ  、、そういう

  行為 してる時の、、
      夢だったんだよ? 

  でも 私は ちゃんと   」



「 、、〜っ、ちゃんと? 」



       笑うな  


   笑うな!!   俺 、! 


   堪えろ 




「ちゃんと、、 、
   きゅっ て  」 



「 きゅって?  、、っ 」 




    なにこの会話
 

  〜っ   〜っ


 ぁーーーーーー

    

  わ ら う な 〜っ ! 



「 、 、 、だから、
      止めたから  」



「 、っ  うん? 」



「だから、、、して ない。 」



「 、、、 っ   うん。 」


    どうにか 

      耐えたぞ、俺

 

     よく頑張ったわ 



   、 、 、 、、。


 に、しても

「変わんないね、、、。」


「 ぇ? 」


「ちづちゃんは、、、
  変わんないなーって。」



「 ?   、 、? 」




「ふふ、、、
 『漏らしちゃった事
  誰にも、いわないで』  」



「、、?      、 ぁ 。」



「思い出しちゃった〜 」


「、 、 、、、。 」



「最近そういうの、
 本当言わないね〜〜
   ちづちゃん、、、、。 」


「 ぇ? 」



「もう、口止めしなくていいの?」




「!   、、、うん。
  だって 
 タクミ君は、、、
     言わないから。 」



「 、 、、 、、。 」



ちづるは静かにそう言うと、
お皿洗いを始めた。

タクミは
お皿洗いの邪魔をしないように
その場を離れてもう1度イスに
座ったが、色々と考えながら
ちづるの後ろ姿を眺めていた。


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