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原爆の夜
【幼馴染 官能小説】

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原爆の夜-7

7.
8月15日、夜に重要ニュースがあるというので、墓参りを済ませた後、部落長の家に集まった。
その当時、村ではラジオを持っている家は少なかった。

放送が始まったが、電波の入りが悪いのか、何を言っているのか分からなかった。

朝になって、教室の後ろの壁に、戦争は停戦になったと張り紙が出された。

停戦? 勝ったのか負けたのか?いや、一時戦争を中止して交渉をするのか?
勝ったとは思えないが、負けたとは思いたくなかった。

やがてアメリカ兵を乗せた自動車が、村にやってきた。
どんな凄い車に乗って来るのかと思ったら、トロッコみたいな屋根の無い自動車だったので、何だ、たいしたこと無いなあと思った。

ぐるっと村を一回りして、帰って行った。女を襲ったり、鉄砲を撃ったりすることは無かった。

鎮守様の横の離れが、青年団の集会場になっていた。若者が集まって酒を飲んで泣き喚いていたと叔母さんが言った。

糸魚川の町から帰ってきた叔父さんが、アメリカ兵のタバコの空き箱を持ってきた。

「アメリカ兵は、こんな凄いタバコを吸っているんだ」と皆に見せびらかした。
綺麗な印刷をしたピカピカな紙の袋に、セロハンが被っていた。
「これじゃ、日本が勝てるわけが無いわい」

「戦争は終わった見たいだね」
「そうやね、もう殺される心配はないんかしら?」
いつもの逢引で、二人は抱き合った。

「ヒデオ、戦争が終わったから、おまん東京へ帰るんじゃろ?」
「直ぐには帰れないけれど、一度母さんが見に行って、それから帰ることになると思うよ」

「おら、おまんと別れるのは嫌じゃ」
「僕も離れたくないよ。でも僕には決められないから、一度帰っても、必ず迎えに来るよ」
「おら、おまんの女になったんじゃから、約束だよ」

「大人になったら、結婚しよう、おまん以外の女とは、絶対に結婚しない。約束だよ。おまんも、僕以外の男と結婚しちゃ駄目だよ」
「冴子っ」

挿入したチョンボが、冴子の割れ目をヌルヌルと抜き差しする。冴子の腕が、ヒデオの首に巻きついた。
「ヒデオっ」

冴子の股に押し込んだチョンボが、クワッと膨らんだ。
「あああっ〜あっ」

死なずに済む安心感と、冴子と改めて結婚の約束したことで、ヒデオの想いは今までに無く激しい飛沫となって、冴子に注いだ。




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