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原爆の夜
【幼馴染 官能小説】

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原爆の夜-11

11.
「ねえ、冴子、君は処女だったのか?」
「ごめんなさい、だます積りは無かったんだけれど、あの時は完全に中まで入らなかったのよ」

「そういえば、何か変だったよなあ」
「だって分かるでしょう、あなたは一人前の積りでも、チョンボに毛は生えていないし、射精もしたことが無かったんでしょう」

「あの夜、初めて射精したんだ」
「でも、殆ど外に流れてしまったのよ」

「その後、何回もべッチョしただろう?」

「私はもう生理が始まっていたから、貴男の精子が中に入ると妊娠の心配があったのよ。小学生が妊娠したらどういうことになるか?あなたとの結婚どころの騒ぎじゃないでしょう。だから、股の間にチョンボを挟んで、中には入れないようにしたの、ごめんなさい」

「でも気持ちよかったよ、ぜんぜん分からなかった」

「だから今日が本当の新婚初夜、貴男に間違いなく処女を捧げました」
「君は綺麗だけじゃなくて、頭も良いんだ」
「今頃分かったの?」

一月経ち、二月経ち、冴子に妊娠の兆候が現れた。

逆算すれば、間違いなくあの新婚初夜のハネムーン・ベービー。
二人の愛のゆかりの地、広島で、二人の愛の結晶が冴子の胎内で育ち始めた。
「ごきげんよう」


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