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Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

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第1章 出会い-4

「熱くなって来た…」
「俺も…」
貴之と智洋はビールの効果が現れて来た。酔いのせいか自分らだけがコートを身に纏っているのが逆に恥ずかしくなって来た。特に貴之の酔いは奥手な性格を完全に麻痺させたようだ。後から思い返せばきっと恥ずかしすぎるであろう姿をいきなり見せたのであった。

「イェーイ!!」
貴之はとんでもなく大きな声を張り上げ、豪快にコートを投げ捨てた。周りの参加者が振り向き、サンシャイン池崎の衣装を着てハイテンションな貴之を見て歓声を上げる。

続いて智洋がコートを脱ぎだすと、特に女性から若干悲鳴にも聞こえるような感性が上がった。取り敢えずは股間は盆で隠してはいた。

2人とも恥じらいどころか、未だかつて感じた事のないような開放感を感じた。ああ、解き放たれた…、そう感じ何とも言えない爽快な気持ちになり、ますますテンションが上がってしまった。

貴之はほぼ酔ってしまっていた。いきなり池崎ばりのハイテンションで体を反り帰らせる。

「空前、絶絶後のぉ!!ハロウィンパーティー!俺はぁ、俺はぁ、彼女もいない童貞野郎さぁ!!」
周りの人らは大ウケしている。みんな笑いながら歓声を上げ手をたたいて喜んでいた。
「このまま童貞で死ぬのは嫌だー!欲しい!彼女が欲しい!俺は門倉貴之17歳サッカー部所属ぅぅ!!狙ったゴールは逃さない!こんな俺は男子校!男にゴールは決めたくないっ!!誰か俺の彼女に…イェーイ!!」

もはや滅茶苦茶であった。自分でも何を言っているか分からなかった。貴之はなかなかのイケメンである。そのイケメンのコミカルな姿が逆に好感を持たせたりする。周りの女子も割と好意的な笑みで貴之の池崎芸を見ている子ばかりであった。体を反り過ぎて頭から地面に倒れると大爆笑が起きた。

続いて智洋が盆ネタを披露する。こちらは真面目そうな女子からは悲鳴が起きる。ギャル系の女子から笑いながらのツッコミが入る。
「ボク、見えてる見えてる!!」
盆から玉が完全に見えていた。それでも構わず盆を回しまくる智洋。もうグダグダだった。盆で間違って玉を叩くは盆を落とすは、警察がいたら完全に捕まっていただろう。しかし酔っぱらった2人はかなりのハイテンションで騒ぎ続けた。楽しくて仕方ない。笑われれば笑われる程に楽しくなって行く。ほんの少し前まで会った事もない女子といつの間にか仲良くなりユウナやラムのコスなどを着た女子と一緒に騒いで盛り上がっていたのであった。


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