投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

Halloween 〜Trick or cosplay〜
【制服 官能小説】

Halloween 〜Trick or cosplay〜の最初へ Halloween 〜Trick or cosplay〜 1 Halloween 〜Trick or cosplay〜 3 Halloween 〜Trick or cosplay〜の最後へ

第1章 出会い-2

確かに隆善の話は羨まし過ぎる程羨ましい。その1年前のハロウィンパーティーに参加した隆善は、やはり参加していた女子大生と知り合いその日のうちにセックスまで発展し、以来交際していると言う。同じエヴァンゲリオンのコスで意気投合し、カラオケに行き、その後彼女のアパートにお持ち帰りされ見事童貞とおさらばしたと自慢げに話していた。しかもその女子大生はかなりのスケベでAVの中で行われる夢のような行為を毎日のようにしてくれると、鼻の下を伸ばしながら良く言っている。

1度その女子大生を見た事はあるが、きっとブスだろうと思っていた貴之と智洋の僻みを見事にぶち壊してくれた程に美人で色っぽい女性であった。あんな美人でエッチな女子大生があんな事やこんな事をしてくれるのかと想像するだけで悶々とさせられてしまった。

貴之は悩みに悩んだ。彼女は欲しいが仮装は嫌だ。しかし仮装しパーティーに参加すれば隆善のようにオイシイ思いができるかも知れない。貴之は最終的に煩悩に負けた。考えれば考える程に頭の中でエッチで可愛い彼女の妄想が具体化して行ってしまう。3日後、智洋にハロウィンパーティーに行く事を告げた。

早速コスプレ衣装をドンキホーケに買いに来た貴之と智洋。お笑い好きの智洋はアキラ100%のコスをすると言った。
(コスプレってゆーか、裸じゃん…)
コスプレ衣装と言っても蝶ネクタイとお盆だけだ。コイツ、裸で街を歩く気か?と思ったが何も言わない事にした。
貴之は無理矢理サンシャイン池崎の衣装を買わされた。アキラ100%に比べればだいぶマシだ。しかしそのサンシャイン池崎の衣装を着るだけでも恥ずかしい。

「楽しんだもん勝ちだよ!恥ずかしいと思ってんのは自分らだけだよ。みんな仮装してるからみんなに紛れちゃうからオッケーさ。」
智洋はノリノリであった。貴之は家に帰り部屋で衣装を着てみた。
「く、空前絶後の…イェーイ!!」
鏡の中の自分が非常に虚しく感じた。本来空前絶後のとかやるようなキャラではない。頭が痛くなりしゃがみこんでしまった。
「こんなんで彼女なんか出来んのかよ…」
そうボヤきながら寂しく衣装を脱いだ貴之であった。

ハロウィン当日、学校から帰ると貴之はサンシャイン池崎の衣装を着た上にコートを羽織り、智洋と待ち合わせをして会場に向かった。智洋もコートを着ていたが、恐らく中は裸だ。ちょっとした変態だ。露出狂と大差ないなと可笑しくなりながら駅前に向かって歩く。

街はハロウィン一色であった。ハロウィンを一大イベントとして楽しむようになったのはごく最近だ。既に仮装して歩いている人はたくさんいた。みんな楽しそうである。この雰囲気はクリスマスに似たものがある。男だけとグループも、女だけのグループも、カップルもみんなウキウキしたような楽しそうな顔をしている。
「おい貴之、あーゆー女同士のグループはきっと出会いを求めて来てるに違いないよ!あー、どの子が俺の彼女になるのかなー!」
智洋は嬉しそうな顔をしてキョロキョロとあちこちの女を見ていた。
(こん中に俺の彼女になる子がいるかも知れないのか…。もしかして今夜ソッコーでセックスとか…。)
貴之も同じような気持ちで色んな女を見渡してしまう。

(本当に今夜、ヤレちゃうかも知れないな…)
これだけの女がパーティーに参加するなら1人ぐらいは自分を気に入ってくれる子がいてもおかしくない…、貴之は次第にそう考えるようになる。
「楽しみだなぁ、貴之!」
「ま、まぁな…」

少年はまさに青春のど真ん中にいるのであった。


Halloween 〜Trick or cosplay〜の最初へ Halloween 〜Trick or cosplay〜 1 Halloween 〜Trick or cosplay〜 3 Halloween 〜Trick or cosplay〜の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前