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告白
【母子相姦 官能小説】

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その1-4

その日そのまま息子は部屋から出てきませんでした。
自殺でもしてしまうのではないかと心配になり、夕方に「大丈夫?」と声をかけると「大丈夫」とだけ言葉を返してくれました。
それ以外に聞きようがありませんでした。
夜になり夫が帰宅しましたが、「どうだった」と聞かれてももちろんその事は相談できませんでした。
夫は明らかに私の様子がおかしい事に気付き、「何かあったのか」と聞きました。
私は答えるわけにもいかないので、「随分反抗されちゃった」、と冗談めかして言いました。
夫は何かを感じたようですが、何も言わない私を見てそれ以上踏み込まないようにそっとしてくれました。
ただあんまり自分で抱え過ぎないようにと言ってくれ、私はまだ救われる思いでした。

それから数日が経ちました。
8月も終わりにさしかかり、あれ以来一度もまともに顔を合わせていない息子の事をそれ以上放置するわけにはいきませんでした。
決めるのは息子でなく、私。
今息子を救えるのは私だけ。
私は、息子を、救うのか、見捨てるのか。


朝から雨が降っていました。
湿った空気が家の中の澱みを増し、遠くから聞こえてくる雷が忌まわしい兆候のように思えました。
いつものように7時半過ぎに出勤する夫を見送ると、私はすぐに準備を始めました。
いつもなら私は朝食を終えると洗濯物を済ませてからあわただしく仕事に行く支度をして、息子の部屋に声をかけてから8時半には家を出て行きます。
それから息子は部屋を出てきてテーブルに置かれている自分の朝食を食べるのでしょう。
…。

8時半私は息子の部屋のドアをノックしました。
こないだと違い、すぐにガチャッと開かれます。
少し驚いた様子の息子が私を見ていました。
相変わらず部屋の中は薄暗く、息がつまりそうな空気が流れ出てきました。
「本当に…いいの…?」
「…」
私は何も答えずに部屋の中に入りました。
ふと部屋の中を見渡すと散乱した息子の本やゲーム、服が目につきます。
(そろそろちゃんと片付けさせないとね)
そんな母親らしい感情が芽生えてきた自分が可笑しく感じてしまいます。
ふと机の上のパソコンを見るとモニターにはまたあの私の画像が映っている事に気付きました。
「…また見てたの?」
「…」

・一度だけ。
・必ずコンドームを着けること。
・その後の人生で一生口にしないこと。

私はそれだけ書いた手紙を昨夜息子の部屋のドアに差し入れました。
今朝息子の部屋に行ってみると手紙が無くなっている事を見届け、覚悟を決めました。
夫を送り出してからシャワーを浴びてバスタオル姿になり、そのまま夫婦の寝室で化粧を済ませてきたのです。
ですから、息子の部屋に行ったその時には意外なほど私は冷静でした。


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