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告白
【母子相姦 官能小説】

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その1-2

(本当に来るかしら…)
ああは言ったものの普段ならともかく今の息子が素直に来てくれるかは疑問でした。
元々は大人しく親に逆らったりはしない息子だった分、こうした時は本当に接し方に悩んでしまいます。
もしかしたら親の手を煩わせない子供、という役割を演じる事に疲れてしまったのでしょうか。
そんな事を考えている内に割に大人しく息子がやってきました。
さっきの部屋の前での様子からしてもっと嫌そうな顔をしているかと思っていましたが、存外落ちついた表情をしていました。
その様子は学校を辞めたいと言い出す前の息子そのもののようで、何も問題などなかったかのようにも見えます。

(「何で学校を辞めたいの?」「辞めてどうするの?」)
その言葉を私はぐっと喉の奥にしまい込みます。
今はただ私の呼びかけに息子が着替えて部屋を出てきただけでも進歩なのだと思いました。
私は息子の顔をまじまじと見つめてしまいました。
何だかずいぶん久しぶりに会ったようにも思います。
「…どうしたの?」
息子はそんな私の様子を少し怪訝に思ったのでしょう。
「ううん、ずいぶん大きくなったなと思って」
そう言って私は素直に微笑む事が出来ました。
困った事を言い出した息子だと思っていたのに、面と向かえばもう私より背が高いのです。
内面はまだまだ子供のようでも、嫌でも大人になっていく年頃なんだと分かります。
それから私は立ち上げって息子の朝食を作り始めました。
その私が朝食を作っている様子を息子は座ったまま見守っているのを何となく背中で感じます。
簡単なスクランブルエッグとトースト、そしてコーヒーの飲めない息子のためにミルクを入れました。
テーブルに並べられたそれらを息子は黙って食べ始めます。
思えば朝食さえずっと私が仕事に出かけてから一人で食べていたのでしょう。
つい最近まで日常だった息子の朝食が私には新鮮な様子に映って見えました。

「疲れてるでしょ」
「えっ?」
朝食の食器を洗い始めた私に向かって言った息子の言葉にどきっとして、思わず声が裏返りそうになりました。
振り返ると息子はうつむいて何も無くなったテーブルを見つめていました。
「…毎日僕の事ばっかで。お父さんも…」
驚きながら息子を見つめていると、彼の瞳が光って見えたような気がしました。
それだけでなく、顔色も心なしか青ざめて見えました。
そんな頼りなげな姿からあれだけ強硬に学校に行きたくないと繰り返していた息子の面影は全く窺えませんでした。
「いいのよ。あなたは何も気にしなくていいの。」
私は本当にごく自然に言葉が口をついていました。

思えば私はいつから息子を真正面から見なくなっていたのでしょう。
小さな頃は何かと言えばすぐに抱っこしてもらいたがりの甘えん坊でしたので、どこにいってもすぐに「抱っこして」と言い出すのです。
最後に息子を抱っこしたのはいつのことだったのか思い出せません。
ただ、その時私の心に湧きおこってきたのは本当に純粋に息子を受け止めたいという思いだけでした。

「…部屋に来てくれる?」
深いため息をついてから、そう言って息子は立ち上がりました。
そんな私はほとんど何も考えずについて行きました。
7月以来一度も立ち入らなくなっていた息子の部屋。
エアコンが効いていますがカーテンが閉め切られているため、薄暗く空気も澱んで感じました。
特に最近は掃除もしていないので、心なしか床も埃っぽい気がします。
中学以来自分の物を触られるのをひどく嫌がる様になっていったため、ここ何年かは最低限の掃除しかしていません。
そんな様子も気にせず、息子は机に向かうと慣れた手つきでパソコンを起動させました。
隣に置かれたプリンタと共に機械音プリンタが音をたてました。
「見て…」
そう言いながら私に見せたもの。



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