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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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責任-10

「私はサイトを立ち上げ全国からレイプ被害者からの連絡を待ったわ。勿論そんな女性が少なければ少ないほどいいに決まってたんだけど、残念ながら多くの女性達が私の元へ連絡をくれた。私は全国どこにでも飛び、相手が特定されている場合は直接罰を与えた。とくていされてない場合は仲間と協力して自らが男を誘惑するような服を着て夜な夜な暗い道を歩き襲ってきた男達に罰を与えて来た。全国を歩く中で情報を集めレイプを繰り返す男性を探し出し、次々に罰を与えて来た。その過程の中で多くのレイプ犯罪者の口から出て来たのが佐川健吾が開設したサイトだった。その中の、あなた達は良くご存知でしょうね…、レイプツアーの存在を知った。それに参加しレイプにのめり込んだと言う男達が数多くいた。忌々しき佐川健吾。奴を始末する事が全国に蔓延るレイプを根絶に導く最大の手段だと確信した。奴はフレアに入信しつつ自らの宗教団体を作ろうとしている事に気付いた。私は奴を野放しにしていたらまたきっと大きな事件になる、そしてまた数多くの女性が被害に遭う…、そう危惧したわ?だから立ち上がったのよ。全国の仲間達と、ね?」
それまで優里の顔をアップで写していたカメラがズームを引いて行く。ズームが引いて行くに連れて若菜の顔は驚愕の色に変わって行った。
「な…」
優里は教室の1番前にいた。ズームが引かれるに連れて背後に多くのと言ったら過少表現になってしまう程の覆面を被った女性の姿が明らかになったからだ。そしてカメラが移動すると廊下さえも女性で埋め尽くされていた。それに留まらず移動するカメラは2階、1階と降り全ての教室を映し出し、校庭、体育館まで映し出した。そしてそれらの映像からは覆面を被った女性が映らないシーンはなかったのだ。まさに学校を埋め尽くさんばかりの覆面女性の存在が明らかになったのだ。若菜のみならず警察を始め視聴者全員がその数に絶句した。

カメラは体育館の壇上から全体を映し出す。そして体育館の最後方に位置する扉が開くと海老川優里がそこから同情した。優里の行く道を女性たちが退き、開ける光景はまるでモーゼの光景を思い出させる。神々しくその道を歩く優里がゆっくりと壇上に上がる。優里は壇上に立つと画面の中心に位置し、背後に夥しい数の覆面女性が映し出された。そして優里は堂々とした姿でカメラに向かう。

「私達は不死蝶。美しく羽ばたく、決して地に堕ちない不死の蝶。これから私達の手で鬼畜の根源を根絶するわ…。私は海老川優里。失われた女性の威厳を取り戻すべく、私は戦う。」

若菜を始め全国の視聴者は、過去これまでこんなに印象に残るスピーチを聞いた事がないと思う程に画面を見つめた。それはまるで映画のワンシーンのような錯覚さえも覚えた。画面に映る優里は世界で最も輝き、美しかった。不死蝶…、まさにその言葉は海老川優里の為にあるようなものだと感じさせる、そんな姿であった。

そして口元を緩めた優里は宣言した。
「忌々しきレイプは私達蝶が根絶する。」
そして画面の中で美しい女性の決起を表す声が鳴り響いたのであった。


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