災難・痴漢容疑(黒崎目線)-1
俺は黒崎孝明、50歳
某一流企業の営業部長だ
郊外に一軒家を建て、48歳の妻と
25歳の長女と暮らしている
(あ〜、休みだと言うのに、休日出勤か。
早く終わらせて帰りたい。
しかし、休日なのに混んでるな)
黒崎のすぐ前には、女子高生
歳は娘より若い。
(これだけ混んでたら遊びに行くのも大変だな)
電車が数回揺れた
いきなり女子高生が私の手を握り
「この人、痴漢です!」
(え!?)
いきなり何を言ってるのか、黒崎にはわからなかった
周りにいた人に捕まれ、次の駅で降ろされる
「俺はやってない!誤解だ!」
黒崎は、必死で訴える
だが、周りの人達はいっこうに耳をかさない
その内に駅員と鉄道警察ががやって来た
「別室で話を聞こうか!」
警官は厳しい口調でいい、黒崎を事務室の方に連れていった