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特命捜査対策室長 上原若菜
【レイプ 官能小説】

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偽善者-2

そこへようやく華英が入って来た。
「う、上原さん、落ちついて…」
そんな華英の言葉など全くスルーして若菜は女性につかつかと歩み寄る。女性からすれば物凄い威圧感だ。もはや全身が固まってしまい動かない。そんな女性をさらに脅す。
「あんまり私を怒らすとねぇ…」
そう言った若菜は女性の目の前で得意の宙浮きを始めた。
「!?」
目の前でフワフワっと宙に浮いて行く若菜を目を丸くして驚きながら愕然と見つめていた。
「こら!下条!出てこないと事務所破壊するわよ!?か〜め〜はからめ〜…ハァァッッ!!」
すると若菜の両掌から発生した衝動波が事務所の壁を思い切り破壊した。
「!?」
まるで漫画の世界のような光景に女性は腰を抜かしてしまった。
「ほら、もう一発!!か〜め〜は〜め〜…」
そう言って構えた瞬間、天井の一部が開き中から声がした。
「わ、分かりました!出ます!出て行きますから…!」
そう言うと観念したかのような顔をして下条がハシゴを降ろし投降して来た。
「いんじゃん、やっぱ。」
顔面蒼白でハシゴを降りてくる下条に団体を率いる素質すら感じる事は出来なかった。
「悪戯を見つかって隠れてた子供みたい。しょーもなっ!!」
若菜はまるで悪戯っ子を叱る鬼女教師のようだ。ハシゴを降りた下条にツカツカと歩み寄る。
「ねぇ、何で私がここに来たか分かってる??」
「…」
「どうして私が怒ってるか分かるよねぇ??」
「…」
「ねぇボクゥ?口が聞けないのかなぁ??」
下条の顔を除き込む若菜。目がイッている。怖い。暗闇で妖怪に出くわしてしまったかのような恐怖に下条は震え上がる。
「私も舐められたモンだわねぇ?あなた私が昔人を殺した事知らないのかなぁ??」
「い、いえ…」
「知ってて私をナメたんだ…。いい度胸してるわね。私は今まで旦那以外には舐められた事ないんだけどねぇ?…って何言わせんのよっ!!」
そう言って若菜は下条の肩を叩く。
「ひっ!!」
肩の骨が砕けたかと思った。とても女の力とは思えない。下条の中では和田あき子を完全に超えた怪物に思えた。もはや震えが止まらなかった。
「今から尋問をするわ?そこに正座しなさい。」
「は、はい…」
下条は若菜が指差した場所にスゴスゴと大人しく正座したのであった。


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