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告白
【レイプ 官能小説】

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犯された私-1


 K子(25) 東京都



 あれは、私がまだ二十歳だった頃の出来事です。
 その当時付き合っていた彼氏のFさんと計画を練り、私たちは一泊二日の温泉旅行に出かけることになりました。
 都内から車でおよそ二時間ほどの場所にあるその温泉郷は、全国でもそこそこ有名な観光地らしく、平日に予約を入れたにもかかわらず、現地に到着するとかなりの観光客でにぎわっていました。
 白い湯煙が街のあちこちから立ち上り、とても幻想的な風景だったのを今でもよくおぼえています。
 宿泊先の旅館でチェックインを済ませた私たちは、夕食までの時間をどのように過ごそうかという話になり、せっかくなのでしばらく温泉街をぶらぶらすることにしました。
 二人して宿で借りた浴衣に着替え、下駄をからんころんと鳴らしながらゆっくり散歩したり、土産物を扱ういくつかの商店をのぞいてみたりと、どこか昭和にタイムスリップしたような素敵な時間はあっという間に過ぎていきました。
 そうして夜になり、美味しい料理と少しのお酒をいただいた私たちは、ほろ酔い気分で大浴場に向かったのです。
 落ち合う場所を口約束で確認し、男湯の入り口をくぐっていく彼を見送った後、やや遅れて私も女湯に入りました。
 星空の見える露天風呂はとても開放的で、乳白色のお湯にはとろみがあり、それに満足した私は心行くまで温泉を楽しみ、部屋に戻ってからのことをあれこれと想像したのです。
 もちろん、セックスが目的でわざわざ泊まりに来たわけではありません。都会の喧騒から遠く離れたこの土地で、心身共にリフレッシュするのと同時に、彼との愛を育むための健全な旅なのです。でも彼のほうから求められれば、私は断らないつもりでもいました。
 そんなことを考えながら女湯を出た私は、そこでしばらく待ちぼうけを食らうことになりました。なぜなら彼の姿がどこにも見当たらなかったからです。
 すぐそばに空いているソファーがあったので、そこに座って彼があらわれるのを待つことにしました。
 おかしいな、と思い始めたのは、それから十分ほどが経った頃でした。いくらなんでも遅過ぎるのです。
 そこで私はひらめきました。もしかしたら一足先に部屋に戻っているのかもしれない、と。
 部屋の鍵はそれぞれが一つずつ持っていたので、とりあえず部屋に行ってみることにしたのですが、そこにも彼はいませんでした。


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