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二人の外道2
【鬼畜 官能小説】

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A:3-3

「いぎゃあああああああああああああッ!」
 しなる鞭が真っ白な背中に振り下ろされて、紅い条痕を刻み付ける。同時に美衣奈の口からは舌が飛び出るほどの絶叫が発せられた。
「2回、3回、4回、5回と」
「がうッ、いがああッいああッあああああッ!」
 連続して鞭が振るわれ、一気に背中が傷にまみれる。鞭は背中だけでなく、僅かにのぞく足裏、尻たぶ、腕へも容赦なく振るわれた。どこをうたれても美衣奈は同じように絶叫をあげ、自由の効かない身体を許す限り捻って逃れようとする。唯一の安全圏は髪によって守られている後頭部からうなじにかけての僅かだけ、それ以外の背部はすべて鞭の洗礼を浴びた。
「ううッ……はぁぁぁっ、いたいぃぃ」
「まだまだ終わらねーよ」
 鞭の乱打が続く。ところどころ背中の皮膚が裂け、血が玉となって次々に浮き上がるが、それも後続の鞭の衝撃にはじけ飛んで霧散する。
「あぎッ、ああ、ああああああああ……」
 やがてそろばん板から透明な液体が湧き出てきた。同時に酸味を含んだ臭気がAの鼻をつつく。
「漏らしやがったか。掃除がめんどくさくなるだろうがこのバカガキは!」
「ひぎゃああああああああああッ!あああああああああああっ」
 一際強く鞭が振るわれて美衣奈の背中に一撃で血を滴らせる。背中の激痛を追って目が見開かれ、流していた涙が飛び散る。そのあとには口から飛び出た絶叫が長く尾を引いて続く。
「どうだ、言う気になったか? ションベンも漏らしてそろそろ限界だろ、それとも五枚目いっとくか?」
 再び片足を石板の上に乗せ、鞭の先端で美衣奈の顎を持ち上げて顔をあげさせる。
「ひいっ、や、やだっ、そんなの脚つぶれるっ、つぶれちゃうっ、いやだぁ、やだあぁぁ」
「そうだろう? 二度と歩けなくなっちゃ、困っちゃうよねぇー」
 彼女の瞳がAの暗黒の瞳を捉えた時、少女はついに屈服する旨を泣き叫びながら訴えた。
「いっ、言いますッ、言いますからッ! 薬の事もっ、売人のこともっ! 全部吐きますっ、だっ、だから許してっ、許してくださいっ!」
「本当かなぁ? 嘘ついて舐めたこと抜かしたりしないー?」
 乗せた足に力を込め、持っている鞭の先端を美衣奈の柔らかい乳房をグリグリと押し付ける。それは、かなり力が入っているようでブラの上からでも十分に美衣奈の痛覚を刺激する。
「痛いいいッ、うぐ、あっぐ、ほ、本当ですっ! ぜ、全部本当のこと言うからぁっ! た、助けてっ、助けてくださいッ!」
 ついに美衣奈は重い石と鋭い鞭に屈服した。Aの胸に達成感が溢れかえる。
「どうするBくん?」
 Aはそばで控えているBに可否を問うた。拷問を楽しんでいるはAだが、それによって得られる情報を望んでいるのは彼なのだ。
「頃合いだろ、話を聞こうや。石だけは外してやれ」
「うぃー」
 Bはポケットからボイスレコーダーを取り出して、美衣奈に膝から床へと居場所を変えた石板の上に置く。それから彼は部屋の隅にある椅子と机に向かうと、メモ用紙を準備した。
「じゃあ、拷問じゃなく尋問といこうか」
 Aが鞭を顎に当ててにんまり笑うと、美衣奈は涙で充血した目を彼から反らして、消え入りそうな声で小さく返事をした。
「はい……」


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