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【SM 官能小説】

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鏡【裏側】〜初恋〜-7

夏休みも終わったある日、俺は体に変調を感じた。保健室を訪ねると保健の先生が差し出した体温計を脇に挟む。
…38.0…そこに表示された数字を見ると
「熱があるわね。夏風邪ひいたかな?担任には私から連絡しておくから、早く帰って休みなさい。」
先生はそう言った。
「はい、すみません。よろしくお願いします。」
俺はそう答え、学校を後にした。

平日の昼間。我が家は、しんと静まり返り庭木からは夏の終わりの陽射しが木漏れ日となり、レースのような影を落としていた。
ガチャ…鍵をあけ中に入る。
おふくろは少し前から、商工会や組合の婦人部に参加し、精力的に活動していた。
おふくろなりに親父の会社の為に役に立ちたいのだな、と俺は思っていた。
今日もおふくろは出掛けているようだった。誰も出迎えない玄関を入ると二階にある自分の部屋に行き制服を脱いだ。
Tシャツとラフなパンツに着替えると少し体が楽になってくる。
「確かキッチンに薬箱置いてあったっけ…」
独り言を呟きながら階下へ向かい、薬箱から解熱剤を取り出した。
中から白い錠剤を2粒摘むとコップに水を汲み飲む。
「ふぅ…」
誰も居ない家の中は驚くほど静かで、自分の溜息が思いの外大きな音で聞こえた。
「静かだな…」
そう呟くと耳をすませてみる
「?」
静寂なはずの家の中に奇妙な音が聞こえた気がした。
「…あれ?」
なんとなく人の気配を感じ、俺は廊下に出ると気配を探る。
廊下の突き当たりにあるのは親父の書斎だ。俺自身めったに足を踏み入れた事の無い親父の聖域。
気配はそこから感じられた。
(親父…居るのかな?)
俺は足音を起てないよう気を配りながら書斎に近づいた。
「………社長…」
(!!!)
中から聞こえたのは、紛れもなく洋子さんの声だった。
(よ、洋子さん?!)
俺はわけがわからず狼狽えた。
「フフフ…いい眺めだな洋子…」
親父の声も聞こえた。
「…ぁぁ…やめて下さい…社長…」
(間違いない!洋子さんがここに居る。親父と一緒に?何故?)
「…ぁぁ…あ…ぁぁ…」
中から聞こえる声に俺は耳を疑った。洋子さんの艶声だった。いつも俺をとろけさせる洋子さんの甘い声。
(何してるんだ?!)
俺は、部屋の中で行われている全てを知りたいと思った。
親父の書斎の隣には、物置として使われている小部屋がある。元々は書斎と部屋続きになっていたものを今は物置として使っているのだ。
(鍵はかかって無いはずだよな…)
俺は、書斎を通り過ぎると物置の小部屋のドアに手をかけ、そっとノブを回した。カチャ…小さく音がしてドアは開いた。スルッ、俺は素早く体を捻り込むと小部屋に入る。
小部屋と書斎の間の壁には扉と小窓が設えてあり、扉は閉められ、小窓のカーテンはこちら側からひかれている。
俺は震える指で小窓のカーテンを小さく開いた。
(!!)
向こう側の様子を見た俺は驚愕した。
見たこともない洋子さんの姿…。
洋子さんの両手は縛られ、頭の上に高くあげた格好で天井から吊されていた。小さなテーブルの上にひざまづくように乗せられている。体を隠すようなものは何一つ着けられていない。ただ、深紅の縄のようなものだけが体を覆っていた。
縄は、洋子さんの形の良い乳房に食い込むように巻き付き、いびつな形に乳房と乳首が飛び出している。
親父の手が洋子さんの乳房をむんずと掴むと
「ああっ…」
苦悶するような表情で洋子さんが声を漏らした。
「ここも触らせたんだろう?」
そう言うと、親父は乳房を掴みムニュムニュと揉んでゆく。
「こんな風にされたのか?感じて悶えたんだろう?」
「…そ、それは…」
「正直に言いなさい。私はオッパイを弄ばれて感じてしまった淫乱女です。そう言ってみなさい。」
「ぁぁ…言えません…そんな…」
「言えないのか…残念だな」
親父は、テーブルの上に置かれていた銀色に光るものを手に取ると、洋子さんの乳首にあてる。それは、クリップのような形をして後ろに紐が付いていた。親父はクリップの先端を開くと、洋子さんの乳首を挟んだ。
「あああっ!」
洋子さんが悲鳴をあげた。親父はそれを無視したように、もう片方の乳首も挟んでゆく。
「…ぁぁぁぁぁぁ…」
「おまえはこれが好きだっただろう?洋子…」
そう言うと端から延びた紐をクイクイと引っ張る。
「ひぃっ!…ぁくぅ」
洋子さんの顔が歪んでゆく。紐が引っ張られる度に洋子さんの乳首は延びて上に下に揺らされていた。


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