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テープから聞こえる母の声
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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最終話・・・男気-3

 落ち着きを取り戻し、母も衣服を身に着けて、私達は沈痛な表情で居間のテーブルに座り、父の帰りを待っていました。

「ね、ねぇ、本当にお父さんに言うの?」

「エエ、どんなにお父さんに罵られても、私は当然の事をしてしまったんだから・・・」

「でも・・・」

「ただいま!」

「「!?」」

 そんな会話をしている所に、父が帰ってきました!

 私が慌てて時計を見てみれば、もう19時ちょっと過ぎて居ました。私達は、一瞬で緊張した表情に変わり、居間に入ってきた父は、食事の準備もされて居らず、沈痛な表情をしている私達に気付いて、訝しそうに首を傾げ、

「どうした!?食事の用意もせず・・・何かあったのか?」

「あなた・・・大事なお話があります!」

 母は、意を決した表情で父に話し掛けると、父も母の異変を察知して、倚子に腰掛けた。母は一度深呼吸すると、目に涙を浮かべながら父に話し掛け、

「あなた・・・私と別れて下さい!」

「!?」

「実は・・・今日母の行きつけの病院から電話が掛かってきて、私の母が脳梗塞になり、幸い命に別状はないそうですが、最悪寝たきりになるかも知れないって・・・」

「お、お母さんがか!?」

 父も慌てた表情で母に聞き返すと、母は無言のままコクリと頷いた。父は腕組みしながら、

「それは分かった!だが、それで離婚して欲しいって・・・お前のお母さんなら、俺の母親だぞ?寝たきりになってもならなくても、もうお母さんも老齢だし、そろそろ俺も、家に引き取ってはどうかと考えて居た所だ」

「エッ!?家で引き取っても良いんですか?」

「ハァ!?夫婦だぞ?恵美、お前何当たり前の事言ってるんだ?」

 父は、こんな事で離婚を切り出したのかと、母を見て呆気に取られたような表情を見せた。母は、即答でお婆ちゃんを引き取ると言ってくれた父に、思わず顔を赤らめた。だが、母は慌てて激しく首を振ると、

「私が離婚を切り出したのは、それだけじゃないの!私は、私は、あなたを裏切ってしまったのぉぉ!!」

「どういう事だ!?」

 母が顔を覆って泣き出した事で、父の表情も見る見る険しさを増した。母は少し落ち着きを取り戻すと顔を上げ、

「あなた、私は最低の女です!実は・・・・・」

 母は覚悟を決め、今までの経緯を父に話し始めた・・・

 最初こそ男に脅迫されて、関係を続けたものの、ついには自ら男を求めてしまった事、男の要求に従ってしまい、売春婦同然の行為をしてしまった事を、涙ながらに正直に父に話した。腕組みした父は、無言のまま目を閉じ、母の話が終わると目を開き、

「そうか・・・話しは分かった!」

(お父さんとお母さんが・・・離婚しちゃう!)

「お、お父さん、お母さんだけが悪いんじゃ無いんだ!僕も・・・」

 私が母をフォローしようとするのを、母は首を振って止めた。父は、私をチラリと見るものの、視線を直ぐに母に戻した。私は沈痛な表情で俯きましたが、父が離婚に同意するのも当然の事で、当事者の一人である私が、とやかく言う筋合いはありませんでした。父は倚子から立ち上がると、母の右腕を掴み、

「恵美、一緒に来い!」

「ハ、ハイ!」

「勤、お前は家で留守番してろ!また病院から連絡来るかも知れないからな」

「う、うん」

 父はそう言い残し、母を連れて家を出ましたが、私は二人が心配で、そっと後を付けました。父は、母を連れて何所に行こうとしているのだろうと思った私ですが、どんどんあの男の家の方に二人が歩いて行き、母が指さしたアパートを見て父が頷きました。二人がどんどんアパートへと向かって歩いて行くのを見た私は驚き、

(お、お父さん!?)

 父が一体どういう行動を取るのか、私にも分からず、私は慌ててアパートに近付きました。最初に母がノックし、男は母が昼間の詫びに来たと思ったのでしょう、ドアを勢い良く開けたら、そこに父が母と共に立って居たのですから、男は驚いた事でしょう。

「だ、誰だ、お前!?」

「お前に女房を寝取られた、間抜けな亭主だよ!」

「何!?・・・恵美、お前本当に旦那にチクりやがったのか?」

「二度と名前で呼ばないでって言ったでしょう?汚らわしい!」

「テメェ、旦那の前だからって図にのるんじゃねぇぞ?旦那に聞かせてやろうか?お前の淫乱な本性をよぉぉ?」

 母の表情が恐怖を浮かべた瞬間、父の右フックが男の顔面に炸裂しました。父は背が低い方で、身長も母の方が大きかったのですが、男は無様に吹き飛びました。


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