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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第26話 研修、指導役-1

〜 海合宿 ・ 3日目 ・ 午後の研修 〜


 【29番】たちが配属された団体の合宿も、残すところ今日と明日だ。 集団行動訓練の一貫として、また調理の技能を磨くため、この午後には施設利用者への『賄い(まかない)』を用意することになっている。 食材は近海で採れた魚介及び施設の畑から調達した野菜で、他団体が用意したものだ。 調味料、調理用具は施設のものを利用することが許可されている。 調理時は全裸にエプロンのみ着けた専門生指定の恰好ではなく、完裸になるよう指定されているが、これまでの実習と比べれば制限があって無きがごとくだ。

 調理場についた専門生たちは、淡々とエプロンをとって一糸まとわぬ姿になった。 けれど、まだ調理の準備は終わっていない。 指導員が取り出したペースト状の塗り薬を見た時、専門生たちの顔色が変わる。 それは『ゴアニューグ』といって、指導というよりも懲罰目的に用いられる薬品だった。 塗布された部分は、外見は何ともないのだが、塗られた本人からすればパンパンに腫れた上に尋常でない痒みを伴う。 触れば痒みは一時的に消えるが、触った途端に身体中に電気と激痛が走るから、絶対に触りたくない。 それでも痒過ぎて掻かずにはいられないわけで……。 強すぎる刺激で患部が麻痺して痒みを知覚できなくなるまで、延々と自分で自分を苛まされるという、そんな薬品だ。 専門学校で体感済な彼女たちは、痛みと痒みを十二分に知っている。 午後の研修は『ゴアニューグ』を恥部に塗り込んだ上で調理に取り組め、というものだった。

 献立が表記され、調理場のそこかしこに専門生が散ってゆく。 本来ならテキパキと動けるはずだが、今の彼女たちは揃って内股で、不自然に股を焦らしながらしか動けない。 調理中のマスターベーションなど以ての外であり――膣分泌液を料理に用いる、といった正当な理由が無い限り、行為に耽ることは禁じられている――、そもそも刺激に思考をとられること自体がNGだ。 あくまで料理に集中する風を装わねばならず、それでも股間の掻痒感に耐えかねた結果、自分の太腿同士を擦り合わせてさもしく慰める羽目になる。 息も荒く、目はトロンとして、据えた香りが調理場に満ちる。 股座から溢れる白い汁が彼女たちの昂ぶりのほどを教えてくれた。

 【29番】たち3名の備品は、指導員の傍らにあって、指導員をサポートしている。

 【29番】は『指導役』だった。 ゴアニューグにかまけて股を机やシンクのかどに擦りつけようものなら、即座に飛んで行って刺激を追加する。 つまり、たっぷりゴアニューグを塗り込んだ股座、或は乳首に対し、平手打ち、抓る、蹴る、噛む等の刺激を与える役だ。 指導員が指差した専門生に対して【29番】がペナルティを加えるのだが、叩かれた専門生は例外なく白い汁と潮を噴いてその場に崩れ落ちた。 指導員の指示を受けて陰唇にビンタされた専門生など、崩れ落ちた上で膀胱と腸の内容物を垂れ流しながら、1分間に渡って床で身体を痙攣させた。

 【22番】は動きが遅い専門生に対し、注意の意味を込めて『追加のゴアニューグ』を塗る役になる。 料理はチームワークであり、1人が段取りが悪いと全体が遅くなってしまうため、例え痒みに耐えて作業していたとしても手際が悪ければ話にならない。 そういう専門生を見つけると、指導員はゴアニューグを【22番】の、例えば乳首に塗る。 すると【22番】は動きが遅い専門生に近づき、自分の乳首を相手の乳首に擦りつけ、ゴアニューグを恥部越しに塗布する。 自分に塗られたゴアニューグを、指定された専門生の同じ部位に擦りつけにいく、という寸法だ。 乳首同士を擦りつけ合う時は、互いに痒みが消える快感に悶えつつ、乳首への激痛に耐えねばならない。 唇を噛みしめ、頬を紅潮させて喘ぎを漏らし、その上で半泣きになって乳首を擦りっこする様子は、何ともいえないみっともなさがある。 乳首でこの有様だから、いわんやクリトリス、陰唇をや、だ。 時にだらしなく口許を緩ませ、時に痛みで半白目になりながら、【22番】は指示されるがままにゴアニューグを塗り続けた。




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