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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第24話 研修、テイスティング-2

 指導員の号令で『テイスティング』が幕を開ける。 あまりクンニリングスに慣れていないんだろうか、すぐさま互いの挙股(あげまた)を舐めるという風にはならない。 ふんふん、すんすんと匂いを嗅ぎ、恐る恐る舌を伸ばす。 丁寧におまんこをなぞるだけではハーブの味など解るはずもないのだけれど、半分弱は思いきりが足りていない。 残り半分は顔をおまんこに押しつけて、出来るだけ深く舌を絡めていた。 どうにか味の残滓を掬いとろうと必死なのだ。 ただ、おまんこから顔を離した様子を見ると、白いマン汁がべったり付着していて味わえたかどうか微妙である。

 くちゅ、くちゅ、くちゅり。

 所々でおまんこを貪る生徒の『輪』が出来ている。 誰かのおまんこを舐めると同時に自分もおまんこを舐め舐めされ、その舐めている生徒もまた誰かから舐められ、いつの間にかグルリと一周してしまう。 こうなってしまえば始末が悪い。 誰もが『舐められている』ために、相手が舐め止むまで離れられなず、動きがとれない。 仕方なく目隠しの先にあるおまんこを舐めるのだが、そのせいで先方も動けなくなる。 かくして全員が動くタイミングを見失い、延々と特定のおまんこを舐め続ける羽目になる。

 ぶちゅっ、ずずずっ、ぶちゅっ、じゅっ。
 じゅばっ、がぷっ、ぶじゅり、ずじゅっ。

 比較的頭がいい生徒数名は『テイスティング』のコツを掴み、恥じらいを捨てて誰彼見境なく股間を貪りあっていた。 なまじ易しく刺激すればマン汁が分泌されてしまうから、相手のおまんこに気遣いはしない。 一気に舌をツッコんで啜り、感じさせる間を与えずハーブを味わうくらいで丁度いいのだ。 下品な音をまき散らしながら、次々と手近なおまんこに突進する様は、一見すれば無様で下劣に映る。 ただ、与えられた課題に対する解決策を考えたとき、正解に近いのは彼女たちだった。 

 10分後。 指導員がテイスティングを止め、目隠しをとった専門生たちが10種類のハーブを列挙する。 全員が全問正解すれば合格なわけだが、結果は、当然不合格。 全員どころか1人も全問正解できていない。 最高得点は8点で、平均点は4点に満たない有様だ。 指導員が大きくため息をつき、

「このままだと徹夜になるかしら……備品の延長使用、申請しておいた方がよさそうねぇ」

 専門生たちが蒼ざめる。 深夜までかかるだろうとは覚悟していたものの、翌朝まで続くとは考えていない。 けれど指導員が冗談をいうわけはなく、翌朝まで続く可能性は十分ある。 それどころか、もしそうなってしまったら、体力ゼロで明日を過ごす嵌めになる。 いや、最悪の場合、メニュー未消化で合宿の単位が認定されないことも有り得る話だ。

 顔を見合わせる専門生を他所に、指導員が2回目の実施を宣言する。 再度目隠しを装着し、M字に股を拡げる専門生。 指導員がもってきたハーブは1回目と全く異なっていた。 備品の少女たちはさっきより慣れた手つきで味付けをし、四つん這いでの貪恥作業が再開する。

 ぶちゅっ、ぶちゅっ、じゅばっ。
 んちゅ、ぐちゅ、ちゅじゅぞぞぞっ。

 心なしか、1回目よりおまんこを舐める仕草が荒々しくなっている。 余裕がなくなったせいだろうか。 それとも乱暴に扱った方が正答率向上につながるとの判断だろうか。 おそらくは前者だが、結果的に合格に近づけるなら問題ない。 2回目のテストでは全問正解が5人出て、平均点も6点に上がった。

 いきなり大きくステップアップ。 けれど喜ぶには値しない。 全員全問正解……平均点10点への道は始まったばかりだ。 3回目、4回目、5回目……挑戦回数が増えるに従い、平均点も上昇する。 6回目になると半数が全問正解し、平均点も8点を超えた。 登場するハーブも一巡して、先ほど味わったものが再登場するようになり、知った香りがくれば自信をもって解答できる。

 それでも、7回目、8回目、9回目……平均点が上がらない。 全員正解がこの課題のポイントだ。 『感じ』の悪い生徒は絶対にいて、その生徒がクリアできない限り合格はない。 テストの回数を重ねるうち、1人の生徒が『足を引っ張る子』として浮上する。 彼女は一際小柄で、大人しくて、受け身で、股座に顔を突っ込めずに舌先だけを伸ばすタイプで……要するに課題の意図を全く消化できていない。 そんな専門生がいたものの、周囲の専門生がサポートに入った。 ハーブが塗られたばかりのオマンコを彼女の前に差し出し、最初の一番味が分かりやすいタイミングで、彼女が舐められるようにする。 また彼女が顔をおまんこに近づければ、グイグイ、グリグリ、自分から股間を押しつけて舌でほじり舐めるように促した。 そんな努力もあって、彼女の点数も上がってゆき、都合12回目――時計の針は12時を回ったところ――で初めて満点をとるに至る。

 結局そこから更に4回を経た夜中の1時に、無事に全員が合格した。 満点が並んだテストに歓声があがり、そこかしこで専門生が抱きしめ合う。 中には嬉しさで泣いている専門生もいて、ずっと周囲に迷惑をかけ続けた小柄な彼女に至っては何も言えず、ジッと蹲ってうごかない。 備品として静かにサポートした学園の少女たちも、自分達がようやく休める安堵は勿論あるだろうけれど、それ以上に専門生の頑張りに対し共感したのだろう、やや年上の専門生たちの振舞に、暖かい眼差しを送っていた。

 2日目、終了。
 3泊4日の海の合宿は、ようやく半分が過ぎたところだ。


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