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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第11話 模擬エスコートC-1

〜 2番の学園祭 ・ エスコート練習 〜

 
 
 学園には長屋風に部室が並んだ『クラブハウス』が3棟あります。 1棟は運動部で、もう1棟は文化部。 この2棟では、基本的に1つの部屋を1つの部活が占有しています。 残り1棟はというと、文化部未満の『同好会』『愛好会』が1つの部屋をシェアしていて、だいたい1部屋につき3グループが割り当てられています。 

 そんな『クラブハウス』では、運動部がを賞状やトロフィー、試合のVTRでもって『活動実績』を示しています。 文化部は部屋全体をパネルやポスター、或はその他の展示乃至(ないし)演示でもって、年間を通じた活動の節目と位置付けているそうです。 私個人は『テニス部』に所属しているため、文化部棟に入るのは初めてでした。 文化部の活動がどんなものか、興味がない、といえば嘘になります。 エスコートの練習とはいえ、せっかくの機会ですし、しっかり観察させてもらうつもりです。

 私の首輪から伸びるリードを手にする【A2番】先輩曰く、

『実技系はホントすごいから、楽しみはあとにとっておく』

 とのことです。 そういうわけで、先に一通り『展示系』を下見することになりました。

 ……。


 
『生物部』

 部屋中にポスターが展示してありました。 展示内容は『膣痙攣における収縮力の持続的発現』『膣分泌液の粘度と性感帯の相関』『膣内突起の断続的連動モデル』――研究内容は、まあ、予想とは違っても意外ではありません。 とはいえ研究方法は確かなもので、データを取って、統計的に分析して、真面目に相関を出しています。 しかもデータ数が1000を超えてるっていうのは、素直に頭が下がります。 生物部って『生き物』を飼う以外にも、こういう活動もしてたんですね。 つまり、ひたすら膣痙攣を人為的に起こしたり、バルトリン腺を採取して粘度計で測定したり――って、うわわ、絶対入りたくないです。 
 
 ポスターに加え、生き物も沢山並んでいます。 それぞれに、部員が餌をやるシーンの写真が付いていました。 オマンコで挟んだ煮干しに噛みつく『クサガメ』、乳首に乗せたイトミミズを挟む『ザリガニ』、肛門から少しずつ押し出される小麦団子に群がる『グッピー』他、水陸中爬を問いません。 どれも背筋が寒くなりますが、慣れているせいか、それとも徹底的に演技しているためか、餌をやっている生徒はカメラに向かって微笑んでいました。 クリトリスに乗せたハエをオマンコごと揺らして、カエルに与えているシーンでも同様です。 

 感想を正直にいえば『気持ち悪い』の一言に尽きます。 ですが、蛙が伸ばした舌がクリトリスに命中する上で腰を浮かせ、頬を赤らめている先輩の写真からは、妖しい綺麗さを感じたことも否定できなくて……我がことながらとりとめがないです。



『化学部』

 『水素ガスの特徴を牝らしく学ぶ演示案』と題したテーマのもと、様々な『演示(教官が生徒に見せる実験)』に関するポスターが並んでいます。

 例えば『水素爆鳴気』では、チューブ付きプラスチックカップを肛門に挿入し、カップを下に向けて中を水素で満たします。 チューブを腸内で折り曲げて先端をアナルから覗かせます。 そうしておいて先端にライターで火をつける。 カップ内の水素が減るにつれて空気が入り、水素と酸素が2:1になった瞬間大きな音を伴って爆発します。 水素と酸素が反応すること、水が生じること、大きなエネルギーが出来ることを示す有効な実験といえましょう。 ポスターのまとめでは『激しい放屁を装って、牝らしく無様な醜態を晒すことで、演示を強く印象付けることが出来る』とまとめていました。

 他にも色々なポスターがあります。 水素を詰めた『チューブバルーン(長細い風船)』を肛門から挿入し、肛門に『PGA(ポリビニルアルコール)』入りの洗剤を塗布します。 そうして肛門を緩めると、中の水素ガスがシャボン玉の要領で、ポワポワと上空へ舞い上がります。 予め高いところに蝋燭を並べておき、蝋燭をねらって放屁風にシャボン玉をオケツから飛ばす。 炎に命中すれば、ポン、小さな爆発が目を楽しませてくれるでしょう。 水素が軽いこと、水素が燃えることを端的に示す演示です。 ポスターはこの演示の長所を『断続的かつ持続的に放屁を調節することで、肛門括約筋のトレーニングになる』としていますが、それって『演示』というより『行為』そのものの価値ですよね。 そんなので本当にいいのか、個人的に疑問です。

 後は『水素を吸ってから喋ると、声が機械音声っぽくなる』ことで『水素が小さく振動数が大きい分子なことを理解する演示』だとか。 『水上置換した水素を尿道にため、尿道を締めて水素を蝋燭に押し出し、小さな火炎放射器をつくる』ことで『水素が水に溶けない無極性分子と理解する』だとか、いろんな実験がてんこ盛りです。 中には『ナトリウムアマルガムから水素化ナトリウムをつくる』とか『核分裂時の重水素発生率』や、『自然界から三重水素が生じる確率の推計』といったハイレベルなレポートもありましたが、ほとんどは身近な器具を用いた演示内容のポスターでした。 演示系には、それぞれ実演している写真が付いています。 尿道から放った水素ガスを燃やすシーンは、雄犬のように片脚をあげて蝋燭に水素ガスを噴いていました。 蝋燭をオシッコで消すと同時に、火がオマンコから噴いている光景……そんな無様な写真にも拘わらず、生徒は笑みを浮かべていて。 一瞬『まっとうな写真』と勘違いしそうになるくらい、それは自然な笑顔でした。 





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