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SM学園・行事幕間
【学園物 官能小説】

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第7話 エスコート練習-2

 ……。


 幼年学校の校長先生が学園祭にくる目的は『視察』です。 学園祭の展示や模擬店もさることながら、運営面を参考にするために来賓します。 なので、案内は『模擬店』や『展示』は勿論ですが、『金券販売』や『衛生管理』といった面をカバーする必要でてきます。

 一方で『公認馴致士』の目的は『牝性の確認』です。 学園祭そのものは、極論すればどうでもいいんですね。 キチンと牝性を発揮した下品さを示し、なおかつ上品に振舞うだけのトレーニングがなされているか。 学園祭の出来栄えから学園そのものを類推するために来校します。 ゆえに重箱の隅をつつくような指摘を受けつつ、それをフォローする機転を備えた案内が求められるといえます。 

 私と【A2番】先輩が最初に向かったのは、一般のお客さんに模擬店用の金券を配る『金券販売コーナー』でした。 正門脇にたてられたテントで、各クラスの図書委員が図書委員長を中心に働いています。 

 窓口は3つ。 Bグループ生の図書委員が現金と引き換えに金券を渡してくれるようです。 名刺大の金券には赤い判子(ハンコ)が押してあります。 この判子は……見覚えがある形状と大きさです。 どこで判子を押しているのかと辺りを見回すと、すぐに解りました。 クラスメイトを含むCグループの図書委員が、Bグループ生のすぐ後ろで腰を振っていたからです。 ぱこぱこ、スコスコ、ぱこぱこ、すこすこ……ボンデージ姿で小刻みに前後に振る下から、何やら紙が降りてきます。 机に登ったCグループ生の、ちょうど股間に沿うようにしてにポールが立ててありました。 ポールに沿って『金券』が嵌ったプレートが並んでいまして、Cグループの図書委員がポールにオマンコを押しつけてもって、金券を認証していたんです。

 朱肉を塗ったクリトリスを判子に見立てていて、つまり、さっきの赤い判子はクリトリスの実印というわけですね。 ポールを陰唇で挟みこむまで腰でえぐり、続けてオッパイでプレートを挟んで金券を一段ずらします。 すかさず腰を引いて別のポールにセッティングされた朱肉をオマンコで挟み、クリトリスを赤く染めると、再びポールにオマンコをくっつける。 これで『金券』が一枚できました。 印がついた『金券』はポールの下までゆくと床にぶつかって剥がれます。 涼し気に両替するBグループ生が手に持っているのは、こうして剥がれた金券でした。

 落ち着いた所作のBグループ生と対照的に、Cグループ生は必死で腰を振っています。 小手縛りに両手を背中に拘束され、口栓と目隠しで感覚を塞がれ、タイトなラバーで全身を包まれた姿は、ヒトというより一種の機械に見えます。 動きも機械そのもので、ただ同じ動作――腰をカクカク動かし、インクを補充し、おっぱいでプレートをしごいて次の金券をセットする――を繰り返すだけ。 何しろその場で金券を作っているわけで、次々にくる注文をこなすにはよほどのスピードがないと追いつきません。 自然に最も効率がいい動きに集約された、ということでしょう。

 金券の注文枚数はお尻を叩く強さで伝えているようです。 図書委員が烈しくお尻を叩けば10枚、軽くはたけば5枚、撫でれば1枚といった具合です。 といって股間を打ちつける場所を間違えたり、クリトリスに塗るインクが少なかったりすれば、Bグループ生が無言でCグループのお尻を叩きます。 やり直し、の合図でしょう。 くぐもった呻きを漏らし、再度規則正しく腰を振りはじめるクラスメイトの姿からは、痛々しさを通り越して、真摯な健気さが漂っていました。 

 次に先輩と向かったのは、体育館に設えらえたステージです。 体育館の『応援席』には『照明スポットライト』が3つセットされていました。 もちろん『照明スポット』はCグループ生が股間にライトを埋め込まれた姿なわけで、クラスメイトもその中にいました。 操作はBグループ体育委員の分担です。 Bグループのクラス演技の照明用紙に合わせ、Cグループ生にリモコンで指示を送り、それをCグループ生がおまんこの動作と締めつけで調整する――華やかな舞台の裏側って、得てしてこういうものな気がします。 

 『応援席』へは『梯子(はしご)』を登って移動しなくてはなりません。 【A2番】先輩から言われて、私は『梯子』を登る練習をしました。 エスコート本番では、体育館の全体照明が落ちた中での案内になります。 私はおまんこのフックにランタンをぶら下げ、来賓に先立って梯子を登り、来賓の方の足許、手許を照らすことになります。 けれど、Cグループ生の案内係は、その折も手の拘束は解いてもらえません。 つまり、後ろ手かつオマンコから色々ぶら下げた状態のまま梯子を上り下りしなければならず、それなりに練習が必要です。 梯子の段差の数、登り切って梯子から離れるタイミング、梯子の最後の一段の感触――【A2番】先輩に促されるまま、何度も梯子を往復しました。 爪先で梯子を掴みつつ、倒れないよう前傾になり、梯子に身体を擦りつけながら一歩一歩進む動き……ぶっつけ本番じゃ確実にムリですね。 なるほど、こうしてみると予行の必要性に合点がいきました。



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