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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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白いニット-7

「、、ちづちゃん。」

「 ん?」

「してほしい事とか。
  ちゃんと言って。
      ね?  」

「、 、 、、」

「 今日は? もう ない?
 まぁ、抱っこもしたし
 エッチもしたから、ない か。」


「、 、 、 、、、。」


「、 、 、、、。
     うん。 ある ね。」

「 、ぁ 」

「 なーにーー?
   なにしてほしいの?」


「、 、 、っ  、、。」

「 ? ん? 言いにくい事?」

「、 、、、べつに 」

「 ? はーーい。
   ちゃんと言って。」

「、、笑わない?」

「 うん。」

「、、 今日 ぁの、、
    少なかったから 
 それで、、して 
       くれるなら 」

「? あ、。 
  エッチ?
   もっかいしたいの? 」

「、、ううん、 エッチじゃなくて」

「 ?」

「、、、、、、キス 」

「 ぇ?」

「、、、、、 あの 」

「 何してほしいって?」

「、、、、だから、、、キス 」

「 、、、。
 ちゃんと、続けて言って。」

「、 、ん。
 ぁの、、キス して ほしいです」

「 、 、、 。 」 

 
  萌え  


    あ、 

     ムカつく 



「 やだ 。」


「 ぇっ ?」

「 だから、やだって。
   キス しない。」

「、 、 、、。
    ぁ 、、ぅん。
  そっ か。    」 


「、 、 、 、、。」


キスを拒否したタクミの
言葉に、ちづるは明らかに
傷ついた事が声で分かる。
ちづるは言い訳をするように言う。

「 ぁ 、、 
 キスは 、、うん。
 気分とかも あるもんね 
 ぁの、 うん、、。  
 でも 〜っ 
 なんでも言ってって 
      言ったから、、」 


「 、、言ったよ。
 俺、ちづちゃんの事
   知りたいんだもん。」 

「 ?  、 、  ?」


「 したら? 」

「 ぇ? 何を? 」

「キス。」

「 ぇ っ? 」 

「したいなら、しなよ。」

「 、 、 、 、。」


豆電球の部屋で
至近距離で2人は見つめ合う。

ちづるは、
タクミが冗談を言ってるかと
一瞬思ったがタクミの目は真剣だ。
ちづるが言う。

「 、、無理、しないでいい」
「っ はーー。
 そういう所だよ。」

「 ?」

「、、、 、。
    したいんでしょ?
 俺は、ちづちゃんに ちゃんと
    決めてほしいの。」

「 、 、 ん、、?
 よく、 分かんないんだけど
 でも 、 、 、、。
 して いいって 事?」

「 うん。」

「 、、 うん。
 ぁの、 ありがと  」


ちづるは、照れながらそう言うと
タクミの唇に触れるように
キスをした。
タクミは無表情で目も閉じなかった。
すぐに唇を離すと
タクミは無表情のまま
少し首を傾げる。
目が、もう終わり? 
と、聞いている。

ちづるは
それから戸惑いながらも
何度もタクミの唇や頬にキスをする。

タクミは無表情だったが
ちづるの戸惑う態度を見て
ふっ、と鼻で笑った。

ちづるからの
不器用なキスを受けながら
自分の気持ちが
少しづつ安心してゆくのを感じた。


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