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変態学園の日常
【学園物 官能小説】

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第14話 29番日誌M-2

 第1試合はVS『1班(1番〜7番チーム)』、結果は私たちの圧勝! 
 私と【2番】さんがジャンプボールをして、競り勝った私が速攻で【2番】さんに当てたのが大きかった。 何事も先手必勝だ。 そのまま連続で当て続けて、一度も『守備側』に回らずに全員倒した。 みんな運動神経は悪くないんだけど……避けてるだけじゃ攻守が入れ替わらないから、ずっと攻撃側のターンって感じ。 動きが分かりやすいから狙いやすいし、余裕でいけた。

 第2試合はVS『2班(8番〜14番チーム)』、結果は試合時間いっぱいの『引き分け』だ。
 ジャンプボールで負けたのが痛い。 10番さん、背が高いからなぁ。 ジャンプ力だけなら負けないんだけど、勝てなかった。 で、守備側で色々頑張ったんだけど、結局避け続けてるだけで終わっちゃった。 ボールを受けとめるには自分から当たりにいって、その上でボールを押さえなくちゃいけない。 ボールに立ち向かわなくちゃって思っても、つい身体が避けてしまって、全然上手くいかなかった。 延々と避け続けてすごく疲れた……。

 第3試合はVS『3班(15番〜21番チーム)』、結果は圧勝!
 第1試合と同じパターンで完封した。 つまり、私がジャンプボールに勝って、その勢いでみんなを当てまくって、って感じだ。 他のチーム同士の試合を見ても、大抵最初にボールを取った側が勝っていた。 

 最後の第4試合はVS『4班(22番〜28番チーム)』。 結果は……敗け。
 それまでと違って、ジャンプボールからして調子が狂った。 4班のジャンパーは【22番】さんだったんだけど、勝負を捨ててるっていうか、全然ジャンプしないで自陣に戻っちゃったから、ジャンプボールを取ってすぐ当てるっていう必勝パターン(?)が外れた。 しかも、思いっきり助走して【22番】さんを狙ったら、逃げるどころか太腿で挟みにきた。 さすがに挟めなかったんだけど、落としたボールに他のメンバーが被さって、初めて『守備側』にボールを取られちゃって。 
 その後は、もう全然ダメ。 私達は避けるばっかりで、そのうち1人、また1人とボールに当たって、試合終了間際に私がぶつけられてゲームセット。

 4試合で1勝1敗2分けっていうのは、悪くはないんだろうけれど、本音では不満。 優勝は3勝1敗の『4班』で、結果発表のときは【22番】さんの周りにみんな集まって盛りあがってた。 

 7限はキャッチングの練習ということでクラス全員が『守備側』に回り、8号教官が投げたボールを受けとめる――つまり一度ボールに当たってから、コートの中でボールを押さえる――のを繰り返した。 目標は『全員1度ずつキャッチング成功』だ。 教官のことだから、手加減せずに思いきりぶつけてくると思っていたら、意外にゆっくりしたボールで、みんなそれぞれ身体を張って(?)とめにいく。 私の時はお尻でボールに当たりにいった。 勢いがないといってもそれなりにショックはあって、当たったあとはその場に倒れたんだけど、クラスメイトが一斉にボールを押さえてくれたから、1度でキャッチングに成功できた。

 私以外も、だいたい1回か2回目にはキャッチできてたような気がする。 私もクラスメイトに当たったボールを3回押さえたから、ちゃんと貢献できた。 チャイムがなる頃には、ボールに当たる側も思いきりいくし、フォローする側も自然に役割分担が出来きるようになっていて。 痛くて嫌なって思っていたキャッチングも、慣れてしまえば面白かった。



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