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狙われた人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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火照る肉体-1

 単身赴任した幸一は一か月もすると、まめによこしていたメールも途絶え気味で玲子が電話をしてもあまり明るい話題もなく相当新任地で苦労していると感じていた。
  
 玲子は日ごろから気にかけていた松川の息子の件で民生委員に相談したり市役所に出かけては福祉関係のところをあたって実情の報告や助言をもらっていたがそんな努力の甲斐あって関係者も松川と連絡をとって純も何とか学校へ通えるようにしたと民生委員から報告があった。
しかし民生委員も事情があるらしく玲子に時々は顔を出して力になってやってほしいなどと要請じみた話も伝えてきた。

「古野さん、私も最近妻の介護や私も年をとって松川さんの世話までなかなか出来ません、ですから人助けと思ってよろしくお願いします、なにせまだ子供さんが小さいものですから・・・松川さんにも許可を戴いていますので」
 「何の許可ですか?」玲子は怪訝そうに聞いてみた。
「それは松川宅に出入りすることです」
たしかに無断で上がり込んで掃除や少年の世話は行き過ぎた行為と思っていたのでそれ以上は何も言えなかった。
 でもこんな事が幸一の耳にでも入ったら「余計なことするな」ときっと叱られると思った。
しかし幸一は単身赴任で当分の間そんな心配はない、またこの長屋周辺は近所には無関心というより独り暮らしや自分の生活でいっぱいという貧困者が多く噂をする者もいない、それは幸いであった。

 11月に入り朝晩は冷え込む日もあり洗濯物も早目に取り込まないと湿気る季節を迎えていた。
 ある日の午後、玲子はパートを終えて帰ってくると急に時雨がきて急いで洗濯物を入れに二階に上がって取り込んだ、隣を見ると松川の家の物干しに下着がかかっているのに気が付いた、玲子は急いでその足で松川の家の脇から洗濯物を取り込んで玄関に入った。
鍵はかかっていなかったが純は呼んでも返事はなかった。
幸い先日、民生委員からの話や許可もあったため黙って上がり込んだ。
玲子は取り込んだ数枚の松川や純の下着をたたんで部屋の隅に置いた。
相変わらず散らかした部屋を整理していると布団からはみ出ていた半透明のピンクのモノに目が止まった。
<何かしら・・・>
怜子も初めて手に取るシリコンの塊・・・
<何コレ・・・柔らかな筒状と割れ目にある小さな窪み・・・何かしら>
その窪みに指を中に差し込んで驚いた、まさか・・・ヌルヌルした気味悪い感触・・・。
「えっ・・」
それが何であるかは玲子は想像できた。
<まあ、いやらしい・・こんなモノでオナニーしてるんだわ>
まだ純は小さいから何も知らないからといってこんな目に届く所に置くなんてひどいわ・・・そう思った。
ただこんなモノと思ってもどうすることも出来ない、でもこのままでいいのかしら・・
とりあえず布団に隠して置くしかなかった。

 その晩あまりにもショックで玲子は寝付けれないでいた。
いっそう松川に話そうか、でもそんな恥ずかしい事言えない、手紙・・・それも。
あれこれ考えている一方で玲子は淫らな想像していた、今夜も松川はアレでしてるのかしら、若いからおそらく毎晩してるかも・・・夫、幸一もあの年頃は毎晩のように肉体を求め、夜更けにペンライトを持ち込こんでは夜這いの真似をしたり、コンドームを玲子に付けさせたりして盛んだったことを思い出していた。
 赴任前まではそれでも週一回は欠かさなかった幸一、だが今は単身赴任でご無沙汰なのである。

<いやだわ、いやらしい事、想像してしまうわ>
玲子も人からは良妻賢母の美人妻と思われがちであったが、セックスは嫌いではなかった、時には幸一にセックスをおねだりすることもあり、目の粗いタイツを履いて夫を興奮させ幸一にハサミでタイツを切り裂かせて喜ばせた。

 玲子はベッドの小物入れからウイスキーの小瓶を取り出してグラスに注ぐと一気に飲み干した、そして身体がカーと火照りだすの待った。それはいつもセックスを幸一に迫る時の癖である。

 <あなた・・・・早く帰ってきて、もうこんなに身体が・・・ぁぁぁ火照るわ>
玲子はベッドの布団の中でパジャマを脱ぎ棄てた、豊満な乳房に指を這わせると意外な男を想像していた、それは隣の松川恒夫である。
運送屋で働き筋肉質で赤銅色の肌、いやらしそうなギョロメ目、松川があのオナホールに自慰する姿が想像して玲子は更に肉体を火照らせた。
 「いやらしい目、そんなに見ないで・・あぁぁ・・」
乳房を愛撫しながら揉み始めると背をエビのように反らした・・・
「たまんないわ・・・気持ちいい・・・」
束ねた長い髪がほつれ背にまとわりついた・・・
パンテイーを下げるとむっちりした臀部が露出し黒いヘアーが覗いた、そして細い指が臀部の曲線を這いながら滑り落ちるようにヘアーから下の窪みに沈んでいくのであった。


 松川は石巻から会社に寄って帰宅したのは深夜であった、すでに純はテレビを付けたままで布団で寝ていた。
明日は午後からの出勤で今夜はゆっくりできる、買って来たコッピ酒と干物を取り出してテーブルに置いた。
整理し畳んである洗濯物を見ると玲子が来たことが分かった。
<あの女には感心するぜ、他人さまの俺たちにこんな世話してくれるんだから>
正直、松川は玲子の事に感謝していた、ただその思いとは裏腹な側面の気持ちも持ち合わせていたのであった。
わざと布団にオナホールを置いたのも玲子の反応を想像して楽しむような歪んだ心も持ち合わせているのだ。
松川はほろ酔い気分で部屋の窓から玲子の家を見ていた、すっかり電気は消えて一階の部屋のカーテン越にわずかなスタンドの灯りがこぼれていたがその部屋が玲子の寝室であった。
満たされぬ欲望を自ら慰める女の性が・・・・。
静寂な闇夜に届く微かな響き・・・松川の耳に届くのだった。





 








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