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尚代
【SM 官能小説】

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契り-3

 奥まで挿入した男は、動かずに、ただじっとしている。屹立の数か所が痙攣しながら締め付けられてくるのを楽しんでいた。
「ふふふ。……奥さんの可愛いマンコがおれのチンポの侵入に驚いてあわてふためいているぜ。……肉壺がびっくりして、ヒクヒクしてるじゃないかぁ。……こんなチンポ、挿れられたの、初めてだろ!……さぁ、心いくまで頬張って味わうんだ」
 そう言って、男はゆっくりと屹立を引いていく。
「あああっ……お腹が……」
「どうだ、子壺が引き抜かれていくようだろ」
 肉壺の奥まで挿れられたときに、中の空気がほとんど外に抜けてしまい、反対に屹立を引き出すときには、肉壺の中が減圧されたようになり、腹の中の物が引きずり出される感じを覚えたのだった。
 ゆっくりと肉壺の入り口まで引くと、再び奥まで押し込んだ。今度は子壺を押し破るくらい、男の根元までゆっくりと押していった。
 ブリュリュリュッ。
 けたたましい音を立てながら空気が抜ける。それと同時に割り裂かれるような痛みに襲われる。
「いつつつっぅぅ……子宮が痛いっ」
 子壺が奥までズンと押されて、痛みを訴えた。
 男は、目一杯挿入したまま、また動きを止めた。
「奥さんの肉壺が、一生懸命締め付けてくれてるぜ。奥さんにもわかるだろう。……今、奥さんのマンコがヒクヒクしてるけれど、何してるかわかるか。……必死で、新しいご主人のチンポの挿入感を記憶してるのさ。……新しいご主人のチンポの形や太さや硬さをな。……あともう二三回突っ込んでやれば、旦那のチンポの記憶は完全に消去されてしまい、新しい俺のチンポの記憶に上書きされていくのさ。……つまり、今、奥さんのマンコは俺のチンポ専用のサヤになるために、あちこち形を変えているんだぞ。子壺の位置もな。……このあとで、旦那のが入ってきても、上書きどころか反応すらしなくなるってもんさ」
「そんなことって……」
 破裂しそうな股間の痛みがしだいに薄れてきたのか、しかめていた顔が落ち着いてきたようだ。
「ほら、だんだん俺のチンポに慣れてきただろう。マンコは気に入ったチンポにすぐに乗り換えるんだ。わかるかな、奥さん。ほらほら……」
 ズンズンと、子壺を突くようにわずかに前後に動かす。尚代は押し込まれる痛みで顔をしかめた。
「ああん。……痛いわ。……わからないわ、そんなの。……勝手な想像でものを言わないでちょうだい」
「わかっていないのは奥さんさ。……でもまぁ、すぐに理解できるってもんさ。……何日もしないうちに、咥えるものがなくなったマンコがチンポ欲しさにジンジン疼いてきて、身体が悶々としてくるのがな。……つまり、塩っぱい味になれた者が、その味を思い出して、また食べたくなったりするのと同じことなんだな。そして、その後では、薄味を受け付けなくなるのと同じ原理ってものさ。……おっ、マンコのひくつきがだいぶ治まってきたな」
 再び、ユックリと引く。亀頭のエラが肉壺の内側の壁を気持ちよく掻き上げていく。
「あああっ……いいっ……なによ、これ?……ああっ……すごぉぃぃ……」
 男は無言でゆっくり、本当にゆっくりとした往復運動をしていく。
 あれだけ苦しかった男の挿入が、今や寸分違わぬ密着状態となって、たまらなく気持ちの良いものに変わってきていた。
「あん。ああぁぁぁ……いいっ。いいいぃぃ……」
 鼻にかかった、か細い声が息に混じって流れ出ていく。無意識に快感を男に伝える雌の本能だった。
「どうだ。マンコは正直で健気だろう。こんなに気持ちが良いってことを、奥さんの喘ぐ声で俺に伝えているんだぞ。……もう、俺のチンポにぞっこんなんだろう。……マンコが惚れたチンポに形を合わせてきてるんだからな。……ほら、すっかり馴染んだだろう。……これでもう、貧弱な旦那のチンポを挿れたって感じなくなるぜ」
 自慢げに男が言う。この奥さんは、もう自分のチンポの虜になったという自負に満ちた顔つきになっていた。
「なぁ、奥さん。わかるか?……銘刀が鞘におさまるってのは、こういうのを言うんだぜ」
 惚れた女の肉壺の味を心いくまで堪能している風だった。



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