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尚代
【SM 官能小説】

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抵抗-2

「まぁ、あんまり焦らすのは、お互いによくないからな。……さっさとマンコを綺麗にして、新しいご主人をお迎えする準備をしなくちゃな」
 ベッドへ腰をすえた男は、スプレー缶を股間に向け、白い泡をモクモクと出して大きく塗りまくった。尚代の股間は今までの漆黒から真っ白に変わって盛り上がっている。
 T字カミソリを尚代の目の前にひけらかして心を驚かす。銀色の刃を見て、尚代の身体が恐怖で竦んでしまった。
 男は尚代の股間に対峙して、あぐらをかいた。
 熱い湯を入れた洗面器を手元に寄せた。カミソリを湯につけた。
 T字カミソリの最初のひと剃りで、白い雪山に一本の肌色の道筋が付いた。
「卑怯者っ!」
 尚代の叫びに関係なく、ドンドン股間は綺麗になっていった。女の象徴や花びらを右に左に寄せながら器用にカミソリを動かして漆黒の残骸を剃り上げていった。
「おもしれぇぜ。……奥さんのマンコが黒い色から白い色になって、次に白い色から茶色に変わっていくなんて、まるで着せ替え人形だな。ははは」
 剃り終わって、熱い蒸しタオルで股間を拭われてる間は気持ちが良かったが、その温かさが去ると、尚代の股間は急激に涼しさを感じ、冷えていった。
 あっても無くても良いような飾り毛でも、ずいぶん保温に役立っていたのだと尚代は思った。
 その飾りが無くなって、冷えてブルッと震えた。
 と、同時に激しい尿意を覚えてきた。
「さぁ、さっさと夫婦の契りを済ませちゃおうか」
 男はまた、媚薬を指の腹に取り、女の象徴に塗り込め始めた。
 男が身体を動かすたびに、犬の散歩のように、半テンポ遅れて股間の屹立が揺れ動いた。
 女の象徴であるピンクの亀頭から半分捲れた包皮の内側まで、グリグリと揉むように丁寧に塗っていった。
「あん……ううううっっ」
 男が塗り始めたとたん、それに応えるかのように女の象徴が硬く膨らんでくるのが、尚代にもよくわかった。
 媚薬の効果がみるみる現れてきたのだ。
 尖りが勃起するに従って、クリンと包皮から顔を出したのが感じられた。
 そして、男はまた媚薬を取り、今度は肉壺の中に指を入れた。
「はぁぁぁ……しないでぇ」
 入り口から子宮口まで、すべての内側の壁を擦るようにして満遍なく塗り込んでいく。
「ああぁぁ、そこ、だめぇぇ」
 たぶん、指が膀胱を押し上げてしまったのだろう。
「いやぁ……」
 突然、尿意が増してきて、だんだん我慢できなくなってきた。蒸しタオルで暖められ、冷やされ、指で押されて……。これだけで、もう膀胱への指の刺激は充分すぎた。
 そのうえ、熟れた秘裂へ怪しげなものを塗りたくられ、むず痒さまでが感じられてきていた。

 このとき、尚代の頭の中に反抗心が生まれていた。これまでにうけたひどい仕打ちに対して、なんとか男から一本取りたかった。このままやられっぱなしというのは、悔しかったのだ。
 尚代は一つの秘策を考えていたのだった。


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