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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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ドリア-3

夕飯を食べ終わるとちづるは
お皿を下げて
皿洗いをしながら、言う。

「あ、ゼリー買ったんだー。
 食べよー?」

「うん。」

皿洗いを終え、
冷蔵庫からゼリーを2つ取り出すと
それを持って茶色のソファーに
座っているタクミの隣に座りながら言う。

「ぶどう味と桃味、
  どっちがいい?」

「、、俺、両方好きだから
 ちづちゃんが選んでいーよ。」

「ぇーー? いーの?
 じゃあ、、、桃がいっかな。」

「えー? 
 俺も桃がいい。」

「え? 
うん、、じゃあ、桃あげる。」

「ふふっ う そーー。
 俺ぶどうでいいよ。」

「本当? 
 本当は桃がいいんじゃない?」

「、、、桃がいいって言ったら
くれるの?」

「うん。」

「なんでー?」

「まぁ、、 大人。ですから。」

「大人ねー、、、。
 まぁ、いいや。
 ぶどう、ちょうだい。」

「え? いいの?」

「うん。俺ぶどうのが好き。」

「ぇーー? なにそれ、 」


ちづるは笑う。
2人はテレビを観ながら
ゼリーを食べ始めた。
タクミは黙々と食べながら
健の言葉を思い出していた。

「、、、 、 、。」


『優しくしたよー?
 手当てとか。』


「、 、、、ちづちゃん。」

「んっ?」


テレビでは、
バラエティー番組がやっている。
ちづるはテレビを観ていたが
タクミに声をかけられ
タクミの顔を見る。

タクミは
テレビを見ながら言う。


「気になってたんだけどー、、。」

「うん。 ? 」

「手。 どーしたの?」

「あ、、これ?
 ちょっと知可子の爪が、、。
 あたっちゃって 」

「ふーーん、、。」

「 ? 」

「、、。その絆創膏さぁ 」

「 ? うん。」

「、、、自分で貼った?」

「ぇ? 、、ぁーーー、、。
      ううん。 
ぁの、、 。
 貼って もらった。」


「、 、 、 、、。」

「ぁ 。 もちろん
変な感じじゃなく ね?
 その、、、 
 酔ってて、、モタモタ
   しちゃって っ   」


「、 、 、 、 、。」


「見かねて、やってくれたの。
      健君、、。」


「 っ はーーー。」


「でもっ! 本当、、、
 一瞬だし 変な感じじゃ、」


「分かってるよ。」

 分かってる

 そんなの 分かってる

 健には 直美ちゃんだっているし
  ちづちゃんは 浮気とか
 
 そんな器用な事 
    出来る人じゃない 

  分かってるけど 


「さーー、、。
明日も学校だしーー。
    寝るかな。」

「、 、、ん、。
    そうだ ね。」

 タクミ君 

   やっぱ少し

 怒った?


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