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おっぱい搾乳訓練所
【学園物 官能小説】

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19.うんち訓練の開始-1

 場所は、【B2番】――源氏名『みさき』――が、一人の少女のおっぱいを搾って搾って搾り抜いていた施設。 同じ施設の地上2階に位置するホール。 時は遡り、【B2番】が担当する少女と引き合わされた頃をいう。 ホールの中央をテクテクと歩く少女の姿があった。

 人並み外れて小柄なおかっぱ少女【B22番】は、和風人形のモデルのような雰囲気をもつ。 衣装がボンデージスーツでなければ、お人形で通ったかもしれない。 小顔で、童顔で、身体の発育も年相応よりかは幼く見える。 現に同室で暮らす新入生の【22番】と並んで歩いている時など、他寮生は彼女が後輩と信じて疑わない。 腹立たしくもあり、それでも自分の個性が幼く見える外貌にあるなら、それはそれで無個性よりかいいかな、とも思う。

 そんな【B22番】にとって、この2週間はかつての自分を取り戻せる貴重な日々。 学園生徒という拙劣な身分を離れ、一時的ではあるにしても『Cランク』に属し、『Cランク』として研修を受けることになるからだ。 しかも自分の呼び名が変わる。 学園に入学すると同時に源氏名として葬られた、特別気に入っていた『ひなこ』という呼び名にだ。 大っぴらに自分を『ひなこ』と称せると思うだけで、【B22番】は照れくさいくらい心が弾む。

「『排泄強化者訓練室』……地図的にみたら、この辺りにあるはずです」

 キョロキョロ、辺りを見渡す。 殺風景な廊下に等間隔でドアが並び、薄暗いLED電灯が、瞬きもせずに点っている。

「ふう……どこも同じにしかみえないです。 何なんでしょうコレ? こういう、のっぺりした構造が流行ってるんです?」

 ひとりごちる【B2番】――いや、しばらくは源氏名の『ひなこ』で呼ぼう。 ひなこは1つ1つ部屋の表札を背伸びして覗き込みながら、ブツブツ文句が収まらない。

「だいたい『排泄』っていうテーマからして、外れ中の外れです。 他人のウンチなんて見るのも触るのも、嗅ぐのも最悪に嫌いです……汚いし、クサいし、気持ち悪いだけ。 はあ……憂鬱」

 ひなこが具体的にどんな作業に従事するか、ひなこ自身は教えられていない。 けれども『排泄』と銘打っている以上、大便と無縁ではないだろう。 

「しかもです。 『強化』ってことは、ウンチに特化しちゃったコの面倒みさせられるんです、きっと。 ウンチばっかりブリブリだす連中が相手って……まあ、オシッコかもしれませんけど……どっちにしたって、考えただけで鳥肌ぶるぶるっちゃいます」

 良くも悪くも、ひなこは周囲を気にしない。 もちろん、学園で2年を経ているのだから、一々体面を気にしていては生きていけないが、だからといって全く気にしないでやり過ごせる環境でもない。 大抵は周囲の目を気にして、ビクビクしながら学園生活を過ごしているのだが、そんな中、ひなこは自分に正直というか、空気を読まないというか、とにかく稀有な部類に属していた。 今だってひなこは堂々とネガティブな独り言を口にしているが、これが誰かの耳に入ったら、ひなこの評定は確実に下がる。 この研修を修了しなければ卒業どころか進級すら危ういのわけで、ひなこもその辺を熟慮して、もっと慎重に行動するべきなのだが――

「あーあ、貧乏籤ひいちゃいました。 どうせ『強化系』に配属されるなら、おっぱいやクリトリスがよかったです」

 鼻もちならないというか、天然というか。 良くも悪くもこれがひなこの性格だ。

 そうこうするうちに、ひなこは目当ての部屋を見つけた。 白いプレートに『排泄強化者訓練室』とだけそっけなく記したてある。 大きさは中くらいで、流石のひなこも部屋を前にすると言葉がない。 ただし、ひなこには逡巡することとも縁がなかった。

 コン、コン、コン。

 三度叩いてドアを開く。

「失礼します。 第二学園Bグループ生、【B22番】、源氏名『なかのひなこ』です。 『Cランク認定研修』に伺いました。 不束者ですが、どうぞよろしくお願いします」

 ドアを潜るなり、45度に上半身を折るひなこ。 シンプルに挨拶し、さらに深々と首を垂れた。 ちなみに、ここは学園の外であるため、必要以上にオマンコオマンコした挨拶は必要ない。 

「おっ、来た来た。 新人さんが来ましたよぉ」

 ひなこの挨拶に応じるように、部屋の奥から、白いラバースーツで全身をピチピチに覆った女性が現れた。 靴もエナメル質でテカテカしており、薄暗い部屋にも関わらず総体として眩しく映る。 髪は天然パーマを巻いており、化粧も薄く、服も煤けて汚れている。 全体として身だしなみに気を遣わない印象の、けれどハッとするほど瞳が美しい女性。 胸には『室長代理』のネームプレートが下がっていた。
 


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