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続・華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第13章 バイヤー-1

第13章 バイヤー(1)

 美弥が四人の男から淫液が採取される様子を、隣の部屋のハーフミラーから見ていた人たちがいた。センターの所長と外国のバイヤー夫婦と通訳のサキの四人だった。
 ときどき外国からバイヤーがやってきて、美弥のように捕らえられた女たちを買っていくのだった。
 慎ましやかな東洋人、特に日本の女は高値で買い手が付いた。巨漢の荒くれ者を見て脅える小柄な日本の女を、無理矢理犯すのが人気とのことだった。
 かつては好みの女を見つけて値段を付け、後日運び出していくのだが、近頃は買い手の注文が厳しく、女をバイヤーの要望に合わせて調教したり、身体に手を加えなければならなかった。
 通訳のサキが説明していた。
「今、手元にある女はこの女を含めて四人です。……伺ったお話からすると、……すぐお渡しできるのは残念ながら一人もいません。……半年くらいお待ちいただけるのなら、いかような注文でもお引き受けできるのですが。……今見ていただいた女がキャンディです」
 女にはアルファベット順に名前が付いていた。
 すなわち神田百合絵がアンナ、大野芳子がベティ、美弥がキャンディ、石井友子がデボラと年齢順に付けられていた。
「キャンディは、若くて活きがいいでしょう?……ご覧のように性反応も十分です。……少し女性器のラビアがアンバランスで左側が大きいことです。まぁ、これはいくらでも整形できますが……。乳房は大きくて張りがあります。明日になれば、直接手に触れて見ることができます。では次の女を……」

 サキは友子のところへ案内した。
 友子は日干し責めと針責めで意識を失ったまま、石の台の上に寝たままだった。友子を取り囲むように立っていたバイヤーは顔を覗き込んだ。
「おおお、なんて可愛い!とてもチャーミングだ。是非売って下さい」
 バイヤーのご主人が叫んだ。
「これがデボラです。一昨日手に入れてきたばかりですが、いい女でしょう。……今は拷問のために意識を失っていますが……」
「なぜ、乳房と女性器が赤いのですか」
「それは拷問したからです。今日一日、日干し責めにして、乳房と女性器を日光で焼いたのです。……そのあとで、乳房を吊って、乳房と乳首に針を刺したのです。右の乳房の乳腺は破壊されていますが左側はまだ、生きているかもしれません。あと、右耳も今は聞こえない状態です」
「おお、ほんとだ……カサカサだ」
 ご主人が陰唇に手を伸ばし、摘んで驚いていた。まさに干し椎茸といってもよかった。 
「半日近く日干ししたからです。でも数日で元に戻ります」
「妊娠はできますね」
「生理周期は確認していませんが、大丈夫だと思います」
 バイヤー夫婦は何語かわからない言葉で打ち合わせをしている。
「注文は面倒なのかい?何をお望みなのかい?サキ先生」
「注文と言うより、どんな状態で連れて行くのがいいかということを話しているようです。具体的には、ご主人は、妊婦、しかも妊娠後期……まぁ、腹が張り出して、オッパイも大きく垂れている状態を望んでいるようです」
「妊娠後期ねぇ」
「そう!……けっこうな人気なんですって!……小柄な日本の女を四つん這いにして、バックから犯すのが一番らしいんです。孕むとマンコ全体が腫れぼったく厚くなるでしょ。そのマンコだとクッションが効いていて思いっきり打ち付けることができるって聞いたことがあります。しかも四つん這いのために腹が垂れて子宮が、あっ、……子壺が、それこそ下がるんで穴の奥深くまで挿入できて気持ち良いんだそうです。受け入れる女もチンコの下の金玉がせり上がっていて、女のサネを思い切り叩き上げるんで、女にしてみれば脳天まで響くような快感で、もうたまらなく痺れるんだそうです。一回やられると病みつきで、女もこの姿勢が最高だとか……」
 サキはセンター長から、自分と話すときはできるだけ俗称を使うようにと言われていたのを思い出し、言い換えた。
「さらに、垂れたオッパイがユサユサと前後に大きくとき、硬くしこった乳首の先がベッドにスウゥッと擦れるのもたまらないらしいとか……」
「で、奥さんの方は?……」
「今のままで、……向こうに着いてから、種付けすればといっています。友子は子供を産んだことのも孕んだこともないので、子壺が処女ということで高額の値付けショーを催すことが期待できるとのこと……」
「たかが種付けでかね……」
「センター長は知らないんですか?……誰の種がついたかを賭ける種付けルーレットを。……種付け回数に見合った種付け料金と、生まれてくる子はだれが種づけたのかという賭け金の額は、私達の予想を遙かに超えたものなんです。しかも主催者は十月十日間、その金を自由に運用できるんだから……」
 バイヤー夫婦は結論が出ないようで、ブツブツ話しながら、次の女へと向かった。
<第13章 バイヤー(1)おわり この章つづく>


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