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川崎のオバちゃん
【近親相姦 官能小説】

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川崎のオバちゃん-1

1.
 戦時中の話である。
 母方の祖父が川崎に住んでいた。
 親戚の間では、川崎のおじいちゃんと呼ばれていた。
 時々母に連れられて会いに行った。

 いつも広い土間の向こうの座敷で、長火鉢を前にキセルを吸っていた。
 若い女の人がいて、僕はオバちゃんと呼んでいたが、おじいちゃんの奥さんらしい。
 前に芸者をしていたとかで、皆あまりはっきりしたことは言わなかった。

 庭に面した縁側に水瓶があって、ボウフラがいた。瓶を叩くと、慌てて水に潜るがすぐに浮き上がってくる。面白いので、何時までもボウフラと遊んだ。

 「しゃ〜こえ・しゃこ〜〜〜」
 シャコ売りが天秤を担いでくると、笊にいっぱい買って茹でてくれた。
 殻をビリビリと剥いて、食べると美味しかった。
 シャコは、近くの東京湾で取れるそうだ。

 家の裏に、棟続きの部屋があった。飯場と言うのだろう、若い労働者がたむろしていた。母は、「あっち行っちゃ行けないよ」と言ったが、時々遊びに行った。
「犬は赤犬に限る」なんて話をしている。犬を捕まえて、すき焼きにするそうだ。

 この時は法事とかで、親戚が集まって池上の本門寺にお参りに行って来た。
 帰ってからご馳走が沢山出たが、お寺の庭で無花果を食べた所為か、口が痺れて何を食べても美味しくなかった。
 一緒に来ていた従兄の巌ちゃんが、木刀で庭の無花果の木を叩き切って、おじいちゃんに怒鳴られていた。
 その夜は皆帰って、僕と母だけが泊まることになった。

 朝、嫌な気分で目が覚めた。
 股が濡れている。おねしょだ。
(やった〜、)
 しばらく寝小便はしなかったのに〜〜〜。

 掛け布団を持ち上げて何とか乾かそうとしたが、たっぷりと漏らしたらしく、全然乾く気配が無かった。
「よっちゃん、どうしたの?」
オバちゃんの声が聞こえたが、何も言えず下を向いて黙っていた。
「いいのよ、おばちゃんが上手くやるから、皆には黙っていなさい」



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