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横浜発 7:54
【女性向け 官能小説】

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「研究職ってしつこいわよ。絶対に」
「そ、そうなの?」
「そうよ。しつこい性格じゃないと研究なんか出来ないじゃない」

う。うん。それならそれでいいよ。

「だからさくらは逃げられない。朝か帰りに近いうちにつかまるよ」

それって、脅し?姉が妹を脅してるの?

「電話したほうがいいわよ」
「うん・・・」

「まぁ矢野さんなら人間的に悪い話は聞かないし」

しつこいって散々言ったくせに。

「出世もすると思うし」

ご飯食べに行くだけでそこまで考えないし。

「何よりさくらがナンパしたんでしょう?」

だから違うってば。

「あ。ごめん仕事のキャッチが入った。またね」

そう言って一方的に電話を切られた。
はぁ・・・
電話を見て軽くため息をついた後、
矢野さんに電話をする事にした。

数回鳴った電話の呼び出し音はピッと音が鳴って
留守番電話に切り替わった。

まだ会議なのかな。

「朝、駅で話した長谷川で・・・」
そこまで言った時に電話が切り替わって通話になった。

「ごめん。矢野です。電話ありがとう」
急いで取ったのか軽く慌てていた。

「あの、長谷川です」
「うん。電話ありがとう。長谷川さん、ね」

「今日の夜大丈夫?」
「あ。はい」

思わず言った自分の返事にビックリしていると
「うん。良かった。駅に何時に来れる?」
「あ、矢野さんに合わせます」




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