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離夫人
【熟女/人妻 官能小説】

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首輪-2

饒舌に話す順一と対照的に返事をする事だけが多い新妻

今だけは順一さんに集中して飯塚のことは忘れようそう思うものの自然な雰囲気を作ろうとすればする程自分自身ぎこちなく感じた

「明日はどうする?」
「どうするって、特に決めてないけど」
「じゃあちょうどよかった買い物に付き合ってくれよ」
「良いけど何の?」
「洗濯物とかさ、結構溜まるんだよね
下着類はさもう少しあった方がいいかなっと思って」

本当は妻であるべき自分が気がつかないといけないことだと思った。
飯塚に犯されてから涼子の日常は性に染められていた順一に電話をかけてもどこか上の空だった

「ごめんなさい、気がつかなくて」
「いいんだよ、俺が洗濯物を貯めなければからいいだけなんだから」

食事が終わり入浴をすますと男女の時間となる
唇を合わせ順一の愛撫に身を任せるが飯塚の愛撫との差は歴然で、演技での喘ぎ声が必要だった。
ただ、飯塚との関係ができる前から演技はしていたことだった。
自分自身のアクメを味わったことがなかった
正確に表現するとこの快感が自分のアクメだと思っていた

気を失いそうな快感を教えられてしまった体は、冷めた感覚で愛撫を受け、純一の反応を伺いながら喘ぎ声を出す余裕が生まれていた
順一のペースに合わせ自分の絶頂を演じた
満足そうにベットを後にする順一は
イカせたと信じているようだった
時間にすると30分程度の交わりだった
この日は2回求められた
まさかその表情をカメラに収められているとは思ってもいなかった

「もう終わったみたいよ?」
飯塚の家ではその様子を見ながら笑いをこらえきれずに吹き出す彩香の姿があった
「殆どの男はあんなもんだ、表情の演技もしないとダメだと教えてやらないといけないな」

「来週は俺にヤられる時の顔がはっきりと変化するぞ、本物のアクメ欲しさに素直になるはずだ

翌日も同じような行為だった、順一は昨日と同じようにシャワーを浴びる

「駅まで一緒に行こうよ」
新婚らしく順一の方が涼子を誘う
「帰りが1人になるじゃない」
「そう言うなよ」
そんな話をしながらエレベーターを待っていると飯塚の部屋のドアが開き飯塚が出てきた
「お早うございます、戻られていたんですか?」

「はい、週末から」
「どうです?部屋の方は」
「もったいないぐらいいい部屋ですよ」
「有難うございます、そう言っていただけると嬉しいですよ」

簡単な雑談をしながら1階に着くと田辺夫妻は駅へと向かった
飯塚は車に乗り込むと駅に車を走らせ路肩で2人をまった
程なくして2人は駅の改札でで別れを告げた
人混みの中、涼子に声がかけられる
「どうだった?新婚気分は」
その声に振り向く涼子
「ちゃんとご主人見送らないと、2人に見送られてるとは夢にも思はないだろうね」
2人は並んで順一を見送った視界から姿が消えると
「帰るぞ」
「どういうつもりですか」
少し怒ったように涼子が尋ねる
「大事な奥さんを迎えにきてやったんだよ」
肩を抱き寄せられる、夜なら珍しくもない男女の姿だがまだ朝の通勤時間帯だ
「みんなに見られて変な目で見られるより従った方が良いと思うよ」
おそらくほとんどの人が自分たちのことを気にもとめていないはずだが
涼子にはそれがわからなかった
浩二に従い止められていた車に乗り込んだ

「つけろ」
「こんな処で無理です」
言い終わらないうちに飯塚の手がブラウスの上からブラジャー越しに伸ばされる
「やめてください」
「朝からこんのことしてる方が目立つんじゃないか?」
「わかりました付けます、付けますから普通にお願いします」
「もちろんそのつもりだよ」
人が行き交う駅前で赤い首輪を付けた
「ホラ、堂々とつければ誰も気がつかないんだよ」
5分もかからず車はマンション駐車場に入る
エンジンを止めエレベーターホールに向かう
エレベーターに乗り込むと首輪にリードがつけられた
「見られたら困ります」
「自分がファッションだと思えばそうなる」
幸いにも誰も乗ってくることはなかった
ドアが開きリードを握られ涼子は家の鍵を開けた
「久しぶりな気がするな、奥さんの家に入るのが」
飯塚はリードを引っ張り寝室のドアを開けた
「散らかってます」
「そんなことはどうでもいいんだよ、旦那はどっち側だ?」
涼子の指差す方向の布団をはぐりぬくもりを確認する
「亭主の温もりがまだ残ってるぞ、ここに上がれ」
涼子はぬくもりの残るベットに上がった
ベットサイドには二人の仲むつまじい写真が飾られている

(涼子はお前にはもったいない女だよ、後は俺に任せときな)

順一の姿を見ながら心の中でつぶやいた



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