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「夏の出来事 5」
【若奥さん 官能小説】

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ただいま-6

タクミは部屋に戻ると、
ソファーに座っているちづるに言う。

「持ってきたよ。
旦那さんの、ネクタイ。」

「、 、 、 、、。」


タクミはわざと、
『旦那さんの』という部分を
強調してそう言った。
押し黙るちづるに言う。

「ネクタイ、
こんな風に使ってるなんて、、。
俺がちづちゃんの旦那だったら
頭にきて、ちづちゃんの首
絞めちゃうだろーなー。
   このネクタイで。」

「ぇ、、 ぁ 、。」

「、、。縛るから、脱いで。」

「〜っ、 、、」

タクミはそう言うと、
ちづるのパジャマの
ズボンを脱がせてゆく。

ちづるが寒がらないように、
上は脱がさなかった。

タクミがちづるの足首を持つと言う。

「ソファーに、、」

「 ぁ、 。 〜っ」


   ぁ 。

  駄目だ 私、、 〜っ

「タクミ、君っ! 〜っ 」

「何?」

「ごめん、、 私、もう、 、」

「、、、怖いの?」

「〜っ んっ、、 ごめん、っ 」

「、、、ちづちゃん。」

「〜っ ? 」

「俺の目ー、、 見て。」

「〜っ ? 〜っ 、 、」

「、、、。」

しばらく2人は見つめ合う。

確かにちづるは、怖がっていた。

じっとタクミの目を見つめるが、
相変わらず何を考えているのか
分からない。
タクミが言う。

「そりゃー、、
首絞めるなんて
言われちゃったら怖いか。」

「〜っ ん、 、ぅん、、」

「ごめんね? 
、、、絞めないよ。」

「〜っ ん、、 ぅん、、」

「、 、、、。」

「〜っ、 、、 、 」

「、、、 まだ、怖い?」

「ぇ? 〜っ ん、、
 少し、、  減った。」

「そう。良かった。」

「〜っ、 、」

「、、縛るね。寝て、、、」

「ん、、 んん、 」

ちづるはソファーに仰向けに横たわる。
タクミは左の足首を、
ソファーのひじ掛けにくくりつけた。
タクミが言う。

「怖くならないよーに、、
俺の目、見ててね?」

「〜っ ん、、 」

「左手、あげて。」

「、 、〜っ 」

ちづるは言われるまま、
左手をあげる。
そのまま、手首をソファーの
ひじ掛けにくくりつける。
茶色のソファーは大きい為、
腕をピンとのばす形になった。

「〜っ 、、 〜っ 」

心臓の音が、徐々に早くなる。
タクミはちづるをじっと見て
変化を見逃さずに言う。

「怖く、なりそうなんでしょ?」

「〜っ ぅ、 うん、 〜っ」

「ね、俺の目見ててね。
、、何が怖いのか、教えて。」

「 え?」

「どんな風に
何が怖くなりそうなのか、、」

「〜っ 〜っ
 動けない って思うと
     不安なの、、、。」

「うん。」

「タクミ君は
ちゃんと、、〜っ
 居てくれるって
  分かってるのに、、〜っ」

「うん。」

「頭では分かってる、、
 信用 してる 〜っ 」

「うん。」

「でも、、 〜っ」


     あ  。

  今 、 、 

   怖いの きちゃいそう


「大丈夫?
  、、、やめたいの?」


「〜っ 、、 っ 
 分かんない けど、 、」

「けど?」

「触ってて、、」

「、 、、。」

「私に、 〜っ 触ってて
 どこでも いいから 」

「、、、 うん。」

タクミはちづるの横に
自分も寝そべると、ちづるの
頭と頬を撫で始めた。

撫で始めるとすぐに、
ちづるの呼吸が変化した。
お腹で呼吸をして、
タクミにすがるような目になる。

頭と頬を撫で続ける。
ゆっくりと頭を撫でていた手が
パジャマの中に入ると、
胸を撫でる。
しばらくの間、
胸とお腹を撫でていた。
ちづるの唇が快感に耐えながら
震えている。

「 タクミ 君、、、」

「ん?」

「 イっちゃい そ、、、」

「、ぇ?」

「〜っ 〜っ ふ  」

「、、。
撫でてるだけだから、
  イけないよ、きっと。」

「、 、 、 〜 ん、 」

「、 、 、、。」


ちづるが興奮している呼吸を
続けている。
タクミは黙って撫で続けている。


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