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華麗なる転身
【SM 官能小説】

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第5章 木馬責め-7

第5章 木馬責め(7)

 部屋の仕切りの戸を開け、マヤが隣の部屋に入った。
 ドアを開けたとたん、女のくぐもった重苦しい息づかいが耳に入ってきた。
 サキという女と男がひとり、婦人科の内診に使う診察台の上にのっている女の側に立っていた。女は裸で両足首が革製のベルトで左右それぞれの足台に括られていた。両足は膝を曲げた状態で、肩幅の倍くらいに大きく左右に拡げられて、閉じることができない。
 一方、左手も動かせないように頭の上でやはり革のベルトで留められていた。右手だけが自由だった。その動かせる右手は、羞恥に染まった顔や左右に垂れた大きめの乳房や黒々とした繁茂に覆われた股間を隠すことができたはずなのに、予想に反した位置にあった。
 パックリと開いた股間に伸び、そして、妖しく蠢いていた。
 蠢く女の手の下からは、太い棒状の無機質が飛び出していて、ゆっくり上下に揺れていた。棒の回りには黒紫色の秘唇が纏わり付いていた。女の右手の指先は、その秘唇の頂点付近で忙しなく動いていたのだ。
 
「あら、マヤさん。……今、訓練中よ。見て!」
「うっ……ううん。あっ……」
 女が唸っていた。
「あら、もしかして、……百合絵?」
 マヤがきいた。
「そう、百合絵よ。……楽しい訓練中!……いま、膣の筋肉を締め付ける練習……」
 秘唇に食い込んでいたのは大型のバイブだった。膣深く入っているので、甲高いモーター音はあまり響いてこなかった。ただ、女の太腿に触れると振動が伝わってくる。
「結構太くて、振動がくるから、膣を緩めると落ちるのよ。……だから、自分でクリトリスをこね回して必死で締め付けているのよ。……これを落とすとね。罰が待ってるのよ。……見てて……もうすぐだから……もう、何回めかしらね。……ほら、もうすぐよ」
 ジッと二人の女が言葉も無く、百合絵の股間を見つめている。
 やがてバイブが大きくくねり始め、軽妙な音が聞こえてきたと思ったとたん、ゴトッと音がしてバイブが床に落ちた。
「ああっ……ひいいぃ」
 百合絵がビクッと、全身を激しく震わせた。
 床に落ちたバイブが甲高い音を立てて、恥ずかしそうにくねって這い廻っている。
「落とすと、乳首の先に針が突き刺さる仕組みなの。……ほんとは、もっと激しいお仕置きをしたいんだけれどね……」 
 大きめの右の乳房の頂点に黒い機械が取り付けられて、コードが伸びていた。
 百合絵の左の乳首にマヤの目がとまった。乳首とそれを囲む乳輪の色が濃いめの焦げ茶色になっている。
「もしかして……妊娠?」
「そう、……もう、安定期……」
 サキに言われ、マヤが改めて百合絵を見ると、仰向けだが下腹部の膨らみがわかる。
 そばにいた男が、バイブを拾って、再び百合絵の膣に無造作に挿入した。
「さあ、もう一度だ……けつの穴をギュギュッと締めるんだ。ええ?……わかったか?」
「ああん。……もう、いやぁ……無理ぃぃ……」
 百合絵の哀願の声を背に、マヤは美弥のところに戻った。

 美弥が木馬から解放されたのは、意識が無くなってから三十分も経ってからだった。
 苦しさのあまり、二度も失禁してしていた。木馬の下には血の滲んだ大きな水たまりが出来ていた。
 木馬から降ろされた美弥は、両手足は解放されたが、とても動ける状態ではなかった。
 大の字で床に寝て、肩で、ハアハアと息をしていた。両足は細かく痙攣を繰り返していた。
 膝を外に曲げて、内出血で黒紫色に変わった股間を大きく開いていた。血と粘液に塗れ、泡だった秘裂も大きくくつろいでいた。太腿にガンタッカーで留められた小陰唇は紫色に腫れ上がっていた。
 股間からはジンジンと背骨を通して頭にまで響く痛みが続いている。
 恥ずかしかったが、この姿勢がずっと楽だった。
「おや、股をおっぴろげて、……まぁ、恥ずかしいねぇ……」
「はあ、……はあ……」
「返事もできないのかい?……どう、少しはこたえたようね。……でもこれからが本番よ。覚悟はいいわね」
「はあ、……はあ……」
「なんとかお言いよ」
「……ああっ……」
 マヤは美弥の秘裂を革製のローヒールの甲で思いっきり蹴った。
「うげっ!」
 パシッと音がして、血とも粘液ともつかないものが飛び散った。
 一声を発しただけで、動くことも無い美弥の秘裂から新しい血が滲んできた。
 さすがに新藤も、今の美弥とは交わろうという気持ちは失せていた。
 次の責めを急ぐマヤの命を受け、大柄な美弥を別室に移すために、背の低い新藤が、脇の下に手を入れ、引き摺って部屋から出ていった。
 木馬の下の水溜まりに映った天井の蛍光灯を虚ろに見ながらマヤは次の責めを考えていた。
<第5章 木馬責め 終わり>


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