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わかんない
【複数プレイ 官能小説】

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温泉旅行-21

数分竹林の石畳を歩くと
小さな東屋があった

人はいない
さっきまで あの四人がここに居たのだろう

竹に四方を囲まれ
涼しい空間になっていた

竹の隙間から 宿の建物が見え
その手前に 池が見えていた

「ここいいね! ちょっと休憩しよ!」
「そうだな たぶん この先 行き止まりっぽいしな」
彩香は 東屋の中で 軽く座った
俺も 少し離れて座る・・・

ヒグラシと竹の葉の音 
微かだが 水が流れるような音も聞こえてくる
都会で 雑音ばかり聞いてきたせいか
耳が 癒されている気がした

「・・・・さっきの四人って 恋人同士 かな?」
彩香が 急にそんな話をしてきた
「え?そうじゃないかな?二組だけど」
翔も 少し離れた場所に座った

「私たち どんな関係と思われたのかな?」
彩香は 少し下を向きながら話す
俺は 翔を見て お互いに目が合ってから 話した
「仲良し三人組・・・・・」
翔が ぷっと笑った

「三角関係みたいな・・・そんな関係に見えてるのかな?」
彩香は 少し照れくさそうに 浴衣の袖で顔を仰いだ
「・・・・見えなくも ないかな・・・」
翔は ぼそっと言う
何か 急に意識してしまった
今 男二人で 彩香を見ているんだ・・・
おそらく 今夜 異性として 意識しあう
いや もうすでに 意識してるはず

翔も 彩香も 夕方のせいか 
顔が赤い気がした・・・

「・・・・・帰ろ!食事の時間 そろそろでしょ?」
彩香は すっと立ち上がり 石畳を歩き出した

俺と翔は その カラコロという音を聞きながら
彩香の後ろを歩いた・・・

特に 何も話さないで・・・


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